仕事が終わると北風ピューピューのさっぶーい夜。嫁はいわきのおばあちゃんの家にお泊まり。ということで、大好きなケランに寄ってラーメンを頼んで、熱々の滋味深いスープをすすり、五臓六腑に染みわたったところで、優しい口当たりの縮れ麺を掻き込むのだー、って意気込んで行ったら、なんとお休み。仕方がないので新規開拓を！と銀二を訪ねてみればまたもやお休み。すでに7時半。困り果ててたどり着いたのが大須賀朝日店だった。
早速、目に飛び込んできたお品書き「油そば豚」を注文。出てきたのがこれ！すんごいインパクト！凄まじい量のもやしに超極太の麺。しかもスープが見当たらない。よーく見ればどんぶりの底に張り付くように真っ黒なタレ。それをかき混ぜながら、恐る恐る麺にかぶりつくと、筋金入りの固茹でアルデンテ！シャキシャキのもやしもまとめて頬張って、ムシャムシャ格闘してみれば、これが旨い！おろしニンニクと濃口のタレの絡みが絶妙。そしてチャーシューというよりまさに豚肉が柔らかい。しかし、このワイルドな噛み応えは手強い。半分ほどやっつけたところで、大盛を頼んだ自分を恨んだ。そしてお冷やを一口含んで休むと、そのまま一気に平らげる。完食はしたものの、満足感どころか完膚なきまでに打ちのめされた敗北感。なんたる食の進化。昭和世代の老兵はただ消え去るのみなのか～。今さらですが未体験の方いらっしゃいましたら是非挑戦してみてください。
