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いのっちのブルースは絆

ブルースハープを吹きながら歌う「いのっち!」のブログです。音楽と関わりながら家族や友人達と楽しむ日々を綴ります。

ライブスケジュール

1月17日(土)13:00~14:00 新潟ジャズストリート          ふくわうち滋烈亭◆新潟市中央区西堀通3番町258       TEL025-229-6700                         料金◆1,000円(フリーチケット)

休日のランチと日曜大工!

2012-09-04 10:57:27 | 日記・エッセイ・コラム

 9月1日、ここのところお盆明けにもかかわらず、残暑とは名ばかりの猛暑が続いていたが、今日は時折パラパラと小雨の降る不安定な天候。それでも『せっかくの休日にロケーションの良いお店で昼食を』と美術館の中にあるJUJU 130 CAFEに行った。
Dsc_0118 全面ガラス張りで豊かな緑を見渡せる気持ちの良いフロア。ランチ・メニューは5種類ほどしかなかったけれど、僕は豚キムチ丼のワンプレート、Hisaは明太子のクリームパスタ。キムチ… はそこそこ美味しかったが、男性にはボリュームが足りなかったかも。Dsc_0119パスタの方は思いのほか濃厚だったらしい。前回、団体客の貸し切りで入れなかったのに、今回は閑散とした様子で、ゆっくり出来た。

 このあと珍しく日曜大工に勤しむために、ホームセンターに寄って買い出しをした。しかし、午後からは断続的にスコールのような雨が吹き付け最悪の悪天候となる。間隙を縫って戸外で悪戦苦闘Pict0001していたら、すっかり濡れ鼠になってしまった。ふう~っ。やりつけないことをすると大概こういう羽目になる・・・。
 ということで、翌日完成したのが、お風呂場の目隠し。大震災で塀が倒壊したために丸見えになって1年半、しばらく内側にカーテンを付けて誤魔化していたけれど、ようやく格好がついた。


夏の終わりの送り花火…

2012-08-27 17:44:07 | 日記・エッセイ・コラム

819 8月18日午後、Hisaの話によると郡山では雨が降ったらしい。なにやら不安定な天候。今宵は須賀川市fは釈迦堂川の花火大会。およそ15年ぶりに観覧する。しかし、土曜ながら出勤日。Hisaとは須賀川で待ち合わせることにした。
 4時過ぎ頃になって、早めに出た彼女からスマホにコメントが届いた。「4号バイパスの合流手前から渋滞だ!」帰宅ラッシュには早い時間だから、いよいよ花火見物で混み出したということか。それでも余裕で5時過ぎには会社に到達出来るはずだから、慌てないように伝えた。
 終業時刻のベルが鳴り、とっとと後片付けをして5時20分には会社を出る。社員駐車場に入って直ぐの所で彼女の軽自動車が待っていた。僕が急いで助手席に乗り込むと「みんなに見られて恥ずかしかったよぉ。」彼女は困った表情で訴えかけた。そりゃぁそうだ。普段見かけない車が先頭に止まっているわけだから。
 そこから僕が道案内をしながら、彼女の運転で走った。程なく須賀川第2小学校の臨時駐車場に到着。ほぼ満車状態の敷地内を見渡して、なんとか空きスペースを確保。すんでのところで間に合った。あと10分遅れたら別の場所を探す羽目になったことだろう。大会本部までは1.4キロ余り、更に帰りのラッシュを避けて裏道に出るのも容易、と言うわけで好位置つけたのは間違いない。
 どんよりとした曇り空ながら、なんとか持ち堪えそうな気配。未来大橋の方角に向かって歩き出すと、三々五々家族連れや浴衣姿の若い女性達が集まってくる。ここに来てHisaは無口になった。何か機嫌を損ねることがあったのだろうか・・・。「浴衣、クリーニングに出しちゃったから。」彼女はポツリと呟いた。なるほど、先日のお祭りに着て間もなく預けてしまったのに、僕が唐突に花火見物の提案をしたものだから、おめかしできなかったと言うことか。それは大変申し訳ないことをした。女子はとかく形にこだわるからなぁ・・・。そしてもうひとつ、2年前の小山の花火大会。彼女は人混みではぐれてしまって、とても寂しい思いをしたことがトラウマになっていたのだと言う。そんなこともあった。気の毒したなぁ・・・。
 中宿橋を渡って暫く歩くと露店通り。歩行者天国になった路地は見物客でごった返していた。そこでノンアルコールビールと広島風お好み焼き、たこ焼き、唐揚げ、ポテト・フライなど欲張りな買い出しをしてから、河岸の緑地に持参のレジャー・マットを敷いて陣取った。

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 日が落ちて夜の帳が降りる頃、川面を渡る灯籠流し。そして待つこと40分程。福島空港に着陸予定の旅客機が遅れたために15分押したものの、いよいよスタート。須賀川の盆の送り火を締め括る催しは盛大に進行した。2尺玉の迫力ももの凄かったが、近頃の花火の手が込んで見事なこと。始まるまでは落ち着かない様子だったHisaも、夜空に花開いた光の造形の妙に引き込まれるように、この夏の終わりのセレモニーを充分堪能している様子だった。
 「あっ、キラキラしてる。私あの花火好きなんだぁ。」「あっ、蝶々だよ。きれい~。」嬉しそうに見上げるHisaの横顔を眺めながら、2人の思い出のアルバムにもっともっと新しいページを増やしていこうと思った。

冒頭の写真は福島民放8/19版から拝借しました。詳細は以下をご参照下さい。

http://www.minpo.jp/news/detail/201208193144


僕の誕生日~

2012-07-27 15:34:38 | 日記・エッセイ・コラム

 この時期、我が家では大きなイベントが畳みかけるように続く。5月の末にHisaの誕生日、6月の半ばに結婚記念日、そして後半が僕の誕生日だ。ということで6月25日、今日は締めのイベントになる。
Pict0008 そこでHisaが張り切って料理を作ってくれた。と言っても、たった2人だけのお祝いなので山ほど作っても食べきれない。「温かいうちにたべてぇ~。」パタパタと行き来するHisaを横目に、昨年の結婚披露パーティーでいただいたシャンパンを添えてご馳走になる。R太くんからのだったか・・・。愛情のこもった一品、一品を味わって、最後にイチゴのショートケーキを平らげた。

 近頃Hisaは苦手な家事に積極的に勤しんでいる。おまけに、ボランティア活動にも参加し始めて、社会との関わりを広げている。Pict0010_2 なんとも頼もしい限りだ。張り切りすぎてへこたれてしまっても困るのだけれど、今の所とても充実している様子。この調子で少しずつ素敵な奥様になって行っていただければ幸いです。そんなことを祈りつつ、ハワイのディナー・クルーズでの記念写真を広げてみた。因みにペアグラスは大学時代の友人Y上くんからのもの。

 振り返ってみれば、こうして自宅でしっぽりとお祝いいただくのは初めてのことだ。ちょっと恥ずかしいけれど、こんなありふれたことに幸せを実感する今日この頃。そしてHisaはと言えば、長座布団に突っ伏して暫し休憩中。頑張ったねぇ。お疲れ様でしたぁ~。


最初の結婚記念日~

2012-07-27 15:33:55 | 日記・エッセイ・コラム

Dsc_0075 6月15日、昨日がちょうど結婚一周年だったので、お食事に出掛けた。先月のHisaの誕生日には「次回はホテルのステーキ!」と大見得を切ったはずなのに、当日になって深沢の『うまいものや東茶寮』になった。少し倹約して二次会を楽しもうという次第。それでも彼の店はリーズナブルな中に質と量と雰囲気が加味されて、なかなかのものなのだから。
 玄関前に車を横付けして石畳の階段を上がると、入り口の前には立派な花飾り。引き戸を開けて風情のある店内に入る。見渡してお友達のM子ちゃんの姿を探したが、どうやら早番で居ない様子だった。彼女は昨年二度にわたって僕たちを祝ってくれた。「結婚記念日には是非。」と言ってくれたのに、連絡もせずに来てしまってごめんなさい。

Dsc_0059 「座敷とテープル、どちらになさいますか?」と店員に尋ねられて、今回はテープル席に。中庭を臨む廊下を横目に二間続きの和室に通された。八畳ほどの和室が襖で仕切られ、それぞれにテーブルが四つ。和洋折衷の明治の館のような風情だ。Hisaの肩越しに、野外照明に映し出された紫色のキキョウと薄紅色のツツジが美しく幻想的だった。

 メニューは毎月決まっていてDsc_0065メインディッシュのみ選択となる。もちろんHisaは牛ステーキ、僕は海老にしてみた。食前酒に前菜からデザートまで合わせて10品。締めてお一人様¥2,940だからかなりお得感がある。

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 車で来てしまったので、運転を任せて僕がビールを頂くことにした。ここのところ疲れ気味の僕をHisaは気遣ってくれる。そうなのだ、近頃の僕たちはとても穏やかで仲が良い。とは言っても、ここに来てようやくのこと。少し前まで、毎日のように喧嘩をしては仲直りを繰り返す激しい夫婦だった。結婚式の打合せの頃から、示し合わせたように僕の職場環境が激変して、2人のイライラが募り爆発し合うようになった。お互いに「もうだめかも知れない。」と何度も悩んだ。ようやく披露宴も終わり新婚旅行で一息吐くかと思えば、買い物のことに始まって、またやり合う始末。そんな中、披露宴で大活躍していただいたHisaの最愛のおじいさんが突然にこの世を去った・・・。

 矢継ぎ早に人生の節目が訪れた。結婚生活には衝突が良くある事とは聴いていたものの、これほどのエネルギーを要するとは思わなかった。それが、5月の連休の日光行きから戻った後、Hisaの誕生日を待つうちに、いつの間にか波風が収まった。僕が仕事に対して開き直ったからか、Hisaの体調が安定してきたからか。お互いに負担を掛ける要因から解かれて、良い方角を向いて影響し合うようになったのかも知れない。こうして豊かな気持ちで大切な記念日を迎えることが出来たことを本当に感謝したい。縁あって結ばれた僕たちは、お陰様で今日この日も繋がっている・・・。
 このあとは、ラストワルツで一杯。影ながら支えになってくれた店主I泉にご挨拶だ。

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湖畔のカフェにて~

2012-07-27 13:06:19 | 日記・エッセイ・コラム

Dsc_0046 6月10日、天気が良いのでHisaが好きな猪苗代へ。午後から母の病院に行く都合があったので磐越道を使う。インターを下りて国道49号に向かうと、三叉路突き当たりの向こうにいきなり広大な湖が広がって見える。このインパクトある風景、僕は大変気に入っている。
 最近界隈のお店に行き尽くした感があったので、久しぶりに翁島港マリーナにあるクラブハウス内のカフェ・マリーナを訪れてみた。前回Mクリニックで療養していた母を連れて行ったのが最後だから、もう5年ほど前になる。あの時、偶然に再会したS木くんは居るだろうか。
 ・・・もう10年近く前にチームVACACYというバイクツーリングの会に所属していたが、その時のリーダーN川くんの紹介でS木くんが仲間になった。そしてツーリングの当日、彼はおんぼろの50ccで参加したものの、案の定途中でパンクさせてしまったのだ。それ以来彼のあだ名はパンクS木。未だに僕のスマホにはパンクS木で登録されている。彼は洋食のコックさんで、新しいお店に移ったときにも関わりがあった。その後しばらくしてそのお店が閉店してからも音信があったが、いつの間にか所在が分からなくなっていた。
 そして5年前。母の機嫌取りに猪苗代界隈の飲食店を巡っていた僕は、新しいお店を開拓すべく足を伸ばしたのだった。そして湖を眺めながらソフトクリームでも食べさせてやろうと行ってみたのがその店。
 テラス席に腰掛けて湖を眺めていると、「あのぉ~、井上さん~?」厨房から出てきた男性が、恐る恐る尋ねてきた。眼鏡の奥のすがるような眼差しを見て気がついた。「S木くん?・・・S木くんだぁー!」数年ぶりの再会だった。しかしその後、母の転院によって猪苗代に赴く機会はめっきり無くなってしまった・・・。
 晴れながら風のある日和。テラスは少し肌寒かった。店内に戻ろうか迷っているところに、厨房から男性が駆け寄って来た。「井上さん!」懐かしい顔がほころんでいる。「やっぱり居たんだぁ~。元気そうだねぇ。」僕も嬉しくなって、Hisaを紹介し、結婚して間もなく一周年を迎えることなどを伝えた。Dsc_0048_6 そして僕たちはガラス越しに戸外を見渡せる席を選んで、それぞれにパスタとイタリアーノランチを注文した。

 程なくテーブルに届いた美味しそうな品々の中に、覚えのない一皿があった。「シェフからのサービスです。」スタッフの女性がそう言い置いて行く。可愛らしいハート型のスイーツ。そうか!やられたなぁ。2人のお祝いに特別に作ってくれたんだぁ。粋な計らいに只々恐縮するばかり。改めて、人を喜ばせる仕事って素敵だなぁと感心する。

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Dsc_0055_2 そうして僕たちは暫し湖畔の清々しい空気とご馳走を堪能した後、母の待つ病院に向かった。何気ない日常の中に嬉しいサプライズ。有り難いプレゼント。お陰様で心浮き立つ一日となった。