命きらめいて☆馬、犬、猫など動物に関する理不尽な事件や心温まる出来事の記録

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上げ馬神事に対する署名運動

2023年10月30日 15時04分10秒 | 事件
「上げ馬神事の虐待なくして」ネット署名2万筆、有志が三重県に提出 2023年9月11日
(朝日デジタルさんより拝借させていただきました)

 「三重県桑名市の多度大社で毎年5月にある県無形民俗文化財の上げ馬神事をめぐり、動物虐待行為をなくすよう求める2万917筆の署名が11日、県と県教委に出された。署名に寄せられた声も添え、「現代の倫理観と動物福祉に沿った、動物虐待のない神事の実現を」と訴えている。

 市民有志7人が呼びかけた「多度大社の上げ馬廃止を求めるOneTeam」が6~8月にインターネットで国内外から集めた。有志の一人で署名を持参した四日市市の会社員、富森美保美さんは、馬を脅して坂を上らせたり、壁を飛び越えさせたりする行為は虐待に当たると指摘。「神事をやめさせたいわけではない。国際社会からも認められる形にして次世代に継承してほしい」と話した。

 上げ馬神事は、若者を乗せた馬が急坂を駆け上がり、頂上の土壁を乗り越えられるかどうかで農作物の豊凶を占う。今春の神事では負傷した馬が殺処分され、動物虐待を指摘する声が強まっていた。署名を受け取った県や県教委の担当者は「多くの署名があったことを(大社側に)伝えたい」などとし、改善策を進める大社側とやりとりをしていく意向を示した。」

二万人以上と言う大勢の署名は上げ馬神事に対する廃止への要望ではなく、馬への虐待的行為や待遇を止めるよう求める署名だった。人伝えに聞いた話では関係者の中には「虐待なんかではないのになぜ?」と言っている人もいて、馬に対する感覚や思いの違いを感じさせられたことがあった。逆に、なぜ痛い思いや怖い思いをさせておいて虐待ではないの?と聞いてみたいものだ。

馬は神馬、家族、パートナー、ペット、仲間、友人、競馬、乗用馬、繁殖用または肉としての道具であり商品など、本当に人によって思いはさまざまで、扱いが雲泥の差となる特異な動物だ。関係者の中でも馬に愛情を注ぎ、「無理して乗り越えなくても無事に帰って来れればいいんだよ。と愛馬を送りだしている人たちも少なからずいると思う。

今回の署名は馬が賢く、愛情深く、純粋で健気な生きものなのだということを、わかってくれる人たちが増えてきたように思われて、ほっこりと嬉しい気分にさせられた出来事だった。