「化粧品は、高い方が効果はありますか?」
こんな質問を、よく頂きます。
一言で答えてしまうならば、
「
高い化粧品を使えば、綺麗になれるわけではありません」
ただ、もう一言、付け加えるならば、
「化粧品の価格と、効果については無関係ではないのです」
ということなんです。
答えになっていない~!と怒らないでくださいね。
どっちも正解なのです・・・
●ヒルキという心理学者が、こんな実験をしました。
5本のワインボトルに、同じワインを入れ、
それぞれに、違う値札をつけたそうです。
すると、試飲した多くの人が、
「10ドルのワインより90ドルのワインの方が美味しい」
と評価したとか。
高いワインを飲んでいるとき、人の脳は、
快感を感じる部分が活性化していたというのです!
参考:「本物の心理テスト」
●これは化粧品にも、同じことがいえると思います。
化粧品は、ワインと同じく、五感で楽しむもの。
・視覚
GIVANCYのプリズムは、往年の名女優たちを思わせるような
洗練されたコンパクトや配色が楽しめます。
・味覚
THE・BODYSHOPのリップバームは、フルーツフレイバーで
思わず食べたくなるほど!
・嗅覚
Paul&Joeのお粉は、その甘い香りが、
どこか懐かしさを感じさせます。
・聴覚
CHANELのルージュ・アリュールは、
蓋を閉める音にもこだわって作られています。。
・触覚
伝統ある熊野筆は、とろけそうになるほど柔らかい肌触り。
また、○○周年限定品、季節限定品といった、
希少価値を取り入れたマーケティングも、ワインと良く似ています。
●本題に話を戻しますね
仕事柄、これまでに、何百人という方の、
化粧ポーチの中身を拝見してきました。
興味深いのが、高価なコスメを集めている人の方が、
美に関する思いが強く、化粧やお洒落も得意…とは、限らなかったこと。
反対に、「モデルさんですか?」と思うほどに
お洒落で、メイク上手な方のポーチには、
ドラッグ系コスメが満載…ということもありました。
「エレガントで、優雅な自分でありたい。」
「希少価値のあるものを手に入れたい」
「本物志向でありたい」
「大切にもてなされたい」
そう思う女性であれば、高い化粧品を使った方が、
効果が出やすいといえるでしょう。
また、
「節約上手な自分でいたい」
「賢い買い物ができると幸せ」
「化粧品の数が多いと嬉しくなる」
そう思う女性であれば、
安くて機能性の高い化粧品を使った方が、
快感をたくさん感じられるはずです。
メイクは、ある程度の技術が身に付いてくると、
後は、「
どんなオーラ」をまとえるか・・・といった、
精神的な面が重要になってくると思います。
まずは「自分」について考えてみる。
それが美の始まりかもしれませんね
ちなみに私は、
ドラッグ系コスメも、デパートコスメも大好きです。
カジュアルなお洋服を着る時には、
プチプラコスメを丁寧に使い、
素敵な場所でお食事をするときには、
デパートコスメで気持ちを盛り上げる・・・
そんな、コスメを使った気分転換にはまっています
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※ここでは、オーガニック、ケミカル、ノンケミカルと言った
お化粧品の「成分」については言及していません。
成分が合う・合わないの判断については
体質やお手入れ方法に個人差があり、
また、現在の法律では、発売されている化粧品の配合量等を
完璧に把握することが難しいからです。
・高い化粧品=有効成分が多い=肌が若返る
・安い化粧品=有効成分が少ない=肌に変化がない
という公式も、実際問題、単純には成り立っていません。
もちろん、一般的に高価な成分を配合すれば価格は上がります。
いずれ美容コラムでじっくり考察をしていきたいところですが、
参考書籍等もご紹介しますので、
ぜひ、ご一読いただければと思っております~。
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