だいぶ前の話だけど、ストレスから血圧が上がったり、不整脈などで体調が悪くなり、病院通いすることになった。
気分転換に近くを歩き始めたことがはじまりで、友人と県内外をウォーキングしていた時期がある。
今のようにウォーキングするひとは多くなく、周りから変わり者に見られた。
そのとき、東海道本線の三島駅から歩いて湧水で有名な柿田川に行った。
三島は同じ県内でも東部にあり、自宅からだいぶ離れていて親戚や知人もいない。
文化圏も違うし、自分には馴染みのない地域だった。
でも友人は叔母がすんでいて、子供のころから妹と一緒に電車で三島によく来ていたようだ。
そんなことから、三島から韮山方面に歩いていこうということになり、柿田川も寄ることにした。
柿田川のことは有名なのでテレビで映像をみることがある程度で、どんなところなのかわからなかった。
歩いていると突然友人から、「ここが柿田川公園」といわれるが、国道のすぐ横だ。
湧水というと自然豊かな場所のイメージがあったので、ビックリする。
展望台から青く透き通った水が湧き出るところをみたが、富士山の雪解け水が地上に湧き出ているとは信じられない。
場所を移動し、柿田川だけという水中植物で有名なミシマバイカモを見る。
川を眺めていると泳いでみたくなる。
姿が見えなかったけど、泳いているひとがいるようで、警察がスピーカーで川に入らないよう対岸から注意していた。
この柿田川の全長はどれくらいなのか知らなかったけど、歩いすぐ狩野川にでた。
あとから知ったけど、1.2kmほどと短い。
この美しい柿田川湧水は後世に残ってほしいな。
このとき一緒に行った友人とはいま離れてすんでいて10年以上会っていない。
よく一緒にお酒を飲んだけど、あのときが懐かしいね。