ハニカム薔薇ノ神殿

西南戦争の現地記者の話他、幕末〜明治維新の歴史漫画を描いてます。歴史、美術史、ゲーム、特撮などの話も。

M1チップのバカあああああ!!!!!

2024年09月13日 | がんばれデジタル侍
デジ侍です!押忍。

西洋人というのは「過去」は絶対に見ないのか?
昨日より今日が、今日より明日が絶対なのか?
古いOSも前のPCも「古いものは全部要らない」
時々、そんな感じ受けます。
ことにOSのアップデートなんかはね。

今原稿を整理中なんですが

今から10年前くらいに
(ちょっと怪しいっちゃそうなんだが)開運アクセの案件で
5本ほどストーリー漫画を描かせてもらったことがあります。
シナリオは倉科遼先生だけど、案件だからクライアントだいぶ入っていたかも?

その当時の原稿がちょうど、ComicStudioからClip Studio Paintへの過渡期でした。

しかし過労というのは…判断力も落ちる。
当時は忙しくて、原稿仕上げてPSDにして送付したら次、という有様だったのです。
怒涛のようにやっていたせいもありまして

コミスタの作成ファイル、つまり
.cst (作成ファイル)とか page.cpg(ページファイル) のみで保存。
それもUSBメモリに入れて終わり
PSD書き出ししてまとめて納品、あとに残ったzipファイルすらゴミ箱へ。

「保存していない」のです。

「もう終わった案件の原稿なんか見ないだろう」
「容量がもったいない」
しかもなんぼ描いても描いても上手くならない意識が強くて
終わった原稿を見るのも嫌、そんな時期がありました。
今のような大容量Googleドライブなんか無いし。
CD-R作るのもめんどい。
長らくテキトーに、作成ファイルだけをUSBメモリに入れてそれっきりでした。

それから10年経過。

今回…ていうか最近、病院に通ってまして(検査です)
「人間ていつかは死ぬんだな」
とか「いつまで描けるのか」
「どんな頑張っても自分なんかは塵芥で消えるんだ」
と思うと

なんかせめて、もう残らんでいいから
自分が何をどう頑張って描いてきたかぐらいは、
世間が一切認めなくても、自分が認めてあげようと
そんな事を思うようになりました。

ずっと自分を認めてあげなかった。
「下手くそなんだから頑張らないとすぐ切られる」
それしかなくて。

あれほど「自分の作品はクソ」と思っていたんですが
まあもう、それはそれ…いいじゃない?時効だよ、と思えるようになりました。

そこでふと
昔のファイルを開こうとしたら

…開かない。
コミスタのファイルが開かない。
CSP2だから?前は開いた気が…

いや

M1チップ搭載したMacではもうコミスタのファイルは開かんのよ!!



仕方ないのでまた超古い2011mid Mac mini出してきて
インストールし直す、「できない」泣、
ディスク入れたら出てこなくなった、再起動…
の繰り返しで…

さっきようやくコミスタ互換に成功。

これで多分、ネオアンの未公開お蔵入り原稿も編集できます。

フォントは互換がないので置き換えられてしまっているので
なんとかしないといけませんが。

怪しいアクセの分(笑)もPDFにしてサーバにあげとこうと思います。

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