今回のGW、
このイベント以外は呑み続けで実に不健康。
健康的に過ごすことがいかに素晴らしいか
自分の脳味噌に叩き込むために丁寧に綴らねば!(クスッ
今回のターゲットは「千智恵子抄」で有名なこちら。

春まだ浅い福島のこちらは残雪期。
雪山気分もチョイチョイ楽しめ、実に素晴らしい山行となった。
スタート口の高原スキー場駐車場は既に満車状態。
本当の端っこに車を止めて身支度を整える。
登り始めは2コースあり、
勢至平に至る直登の道と
急勾配を緩和するよう九十九折になった馬車道。

↑馬車道
もっちろん♪
中高年の足に優しく魅惑的なこの道を
選ばせて頂ける訳もなく、直登(旧道)へ。

そりゃそうだ。曲がりなりにも山岳会だもんね。(フフッ
雪解け水がもたらすぬかるんだ道を進むと
下山して来られる方数名にお会いする。
坂の最後は田んぼ状態とのことで
九十九折2つ分、旧道を諦めることに。
辿り着いた勢至平。

(再利用。(≧ω≦ )
ここのなだらかな面を渡りきった先は等高線沿いに伝って行くのみ。
が、やはりそこは残雪期。
本日の宿「くろがね小屋」前の崖道は雪で埋まり

順番を待って

渡ります。
遠くに見えるのが源泉かけ流しのお宿。

気持ち良く湿原の脇を回ったら到着!




まだ3時前だけど、あっちもこっちも乾杯中。
で、ここはもっちろん
乾杯♪

私が出したのは市販の炙り烏賊だけだけど
山の男性は手間を厭わないので

どんどん豪華宴会に!(クスクス
さて、途中、名物温泉を味わいながら夕飯前に愉しんだこのお酒とつまみ。
(画像には無いが)胃にタップリ詰め込んだ会津の美味しい日本酒も
当然下界から背中に背負って来た品物。
購入時に
「ほとんどsotoniさんの呑む分だからね。」
と言われ
「勿論自分で背負わせて頂きます♪」
などと調子良く答えたものの
明らか皆さんより一サイズ小さい私のザック。
既に私物でパンパン状態!
「....もう少し大きいザック買おうね....」
と、
優しさと、購入してしまっての諦めと、心底からの怒りの混ざり合ったアドバイスが耳に痛い
味わい深い経歴をお持ちの品々。><
道中の行程を思い出すと申し訳なくて、流石に食欲も何も無くしてしまう。
本当に小さくなりながら
全て美味しく頂戴しました♪ (クスクス
せめてバレないよう気を使いながら
誰よりいっぱい呑んで食べました♪ (クスクス
夕飯のカレーを食べて寝たのは
消燈の9時より前。
星空を見に行くことも無く熟睡。
山小屋の夜に聞こえるのは風の音のみ。
....巨大ないびき音を除けばネ....(フッ
翌朝。
宿の朝食を頂いてピークを目指す。

この日は前日の好天からは一変。
朝から風が強く曇天。さらに天候は下り坂。
降り出す前の下山を目指し
鉄山登頂は諦め、アイゼンを装着して出発する。

馬の背では曇りながら火口とその向こうに会津磐梯山が望め

強風が嬲る目から涙を溢しながら山頂へ向かう。

本当の山頂の下に山頂の碑。

ここにザックを置いて空身で登った山頂の景色。



正直立っているのもやっとな風。
それでもガスることなく360度の景色が堪能でき
山登りの楽しさを、深呼吸と共に胸の奥に取り込むように味わう。
こういう眺望を目の当たりにする喜びを
伝えられる表現力が欲しいと心から思う。
この後、刻々と悪化天候に追われるように下山し
なんとか降り出す前にロープーウェイ駅に到着。

降りきった頃には
山は霧の中に。

本当に楽しい山でございました。
心拍数を上げ息を切らして動かす体。
日差しの元で流す汗。
細心の注意を持って運ぶ雪の坂での足元。
味う非日常の開放的なその眺め。
緊張と疲れから解放された後に飲むお酒の美味しさ。
あぁ、健全て素晴らしいっ!
分かってる?
分かってる?私の脳!(シクシク
追記:
お山まで見た花の一部。



安達太良山は花の百名山でもあります。