なんだか「今年は冷夏」というセリフを聞いたことがある気がするけど
幻聴だったかしら。(クスッ
暑くて暑くて堪らないので、涼を求めてそこそこの高所へ行って来た。
朝4時に家を出て、マイカー規制の為バスに乗り換えて到着したのはこちら。

鳩待峠
乗り換え駐車場は8時半というのに、既に第二駐車場も半分埋まっているほど大盛況。
その殆どの方は尾瀬ヶ原の方に向かうので、
私たちの登り口はひっそりとしたもの。

期待通り、シーズンにも関わらず静かな登山を楽しめそうだ。
.........が、
暑い!
暑い!
暑い!ヾ(#`Д´#)ノ
1500Mアッパーだというのに、有り得ない暑さ!( ̄▼ ̄||)
大した登りでもない筈なのに、溢れ出す汗に体力を奪われて苦しい、苦しい。
木々に遮られ開けない景色も一因を成し、これまた苦しい。(トホホ
口からペロ~ンと舌を出したワンコの様相で何とか歩き続けると



爽やか~~~。眺めだけ~~。(クスクス
そう気温はまだ高い。
高度が上がった分だけ気温が下がっているのも事実だけど
視覚が体感温度に影響を与えるのも事実だと思う。
実際この景色を前にした途端、暑さ苦しさ半減。
この先至仏山との分岐を左に折れ、更に進むと

ゴールの笠ヶ岳に小笠の二つのトンガリが姿を現す。
山に登っていてこの瞬間とこの眺めが大好き。
で、
「あ~、山に来て良かったなぁ」という悦びに満ち溢れた後
例によってオアズケでコンチクショーのアップダウンが繰り返され
気持と顔がヤサグレ掛けた頃に、素敵景色がこれまたいつも通り現れるという
登山あるあるの飴と鞭。(フッ
現れた次なる素敵景色は
開けた南側の斜面になびく、草の中に揺れる無数の花々。
綺麗!

これまでの道すがら出会う登山客もまばらだったというのに
ここには撮影されている方がたっくさん。
賑やかで笑顔に溢れるこのお花畑まで来たら
後は山頂を目指して一気にチョイと登るだけ。
この道標に従って

あのてっぺんに向かって、

チョイ......と。

フ~フ~登る足元にも可愛らしい花が。
岩だらけの厳しい環境でも健気に頑張る花に癒されながら、
一歩また一歩足を進めて行くと

ハイ、「とうちゃこ」です♪

笠ヶ岳 2057M
青い空に360度の見晴らし、汗ばむ肌を落ち着かせる心地よい風。
日差しの強さは同じでも空気の温度が違うので、すこぶる快適。
狭い山頂は多分10数名も居ればいっぱいの広さ。
既に4人程の女性グループが食事をされてる反対側に陣取って、私たちもランチタイムとした。
今回もコンビニで買ってきた味気ないメニューだけど
問題無い!文句も無い!
だって一番のおかずはここからの景色だもん♪

持って来たキュウリのお漬物に冷やしトマト、
オニギリ食べてお茶飲んで、お裾分けのグレープフルーツも食べて、
贅沢な程空気を吸い込んで思いっきり深呼吸。
あ~~、
最高! ホントニ、サイコー!
下手な腕でこの景色をカメラに閉じ込めようとモガイたり
いつも通り山の名前を確認しあったり
ただただ人工的な物が何もない景色の中で自然の一部になった気分を味わったり
30分ほどの休憩を楽しんだら、名残惜しいけど下山開始。
先のお花畑にはもう人っ子一人おらず、静かに草花が波打つのみ。
登りよりも更に人の居ない登山道をズンズン下り、至仏山分岐先の原見岩まで到着。
そこからの、燧ヶ岳とそのすそ野に広がる尾瀬ヶ原に

遠方にある日光白根の雄姿を

心に焼きつけて日常へと戻ります。
で、一歩下るたびに上がる気温と不快指数。
日常に戻るのが更に嫌に。(フフッ
この日下界は体温超え。( ̄▼ ̄||)