山始めで標高は低いものの、百名山&霊峰&急登の筑波山に行って来た。
前日にガブガブお酒を飲んで準備を怠ったツケで
朝6時の集合なのに4時半起きしなきゃの罰から始まったが(シクシク
忘れ物も無く遅刻も無く誰にも迷惑を掛けずの上々の出来で
本年初の山登りに出発。
もはや素晴らしい一年になる予感しかしない。(フフフ
冷え込んだ早朝の道は空いていて
起点となる筑波山神社麓の駐車場に着いたのは朝7時半。
車の入りはこれ位。
同じ登山目的の仲間連れがそこかしこで談笑しながら準備中。
駐車場を出て筑波山神社の脇から登り始める。
異常なくらいの暖かさで始まった今年だけど
ここにきて気温が急に下がり始め
かろうじて木漏れ日が差す程度の登山道は流石に寒々しい。
ただ登りだすと直ぐに暑くなるので
結局動いている間は長袖Tシャツ一枚で大丈夫な程。
休憩時にはすぐに着込んだり手袋を着けたり、
体温の調整に気を付けて進む。
天を仰ぐと、背の高い木々の上に広がる空は突き抜けるような真っ青さ。
こぼれる日差しは眩しく力強く、
キリッとした空気は無風で熱くなる体に心地いい。
最高の登山日和♪
この日のコースセレクトは
登りがケーブルカー沿いに男体山へと続く「御幸ヶ原コース」で
下りは奇岩が楽しめる女体山からの「白雲橋コース」。
あまり人に会わなかった登りだけど
この「標準タイム90分」とある御幸ヶ原コース。
字面だけ見て舐めちゃ駄目。
イヤイヤ、違うな。
「実に節制の効いた年末年始で肉体がグレードアップした人」は舐めちゃ駄目。(クスクス

有難く整備されてはいるけど歩幅の合わない階段に

低山なのに何故?という登りに
食べ過ぎ呑み過ぎの日々を大笑いしながら過ごしてきたあの時の自分を
殴ってやりたくなります。(クスクス
そんな岩だらけの道で出会ったのが
フ~フ~の勾配を上から「一人」で軽快に駆け下りて来たこの方。
↓

猫。
なんで? ここで? 一匹で?
しかもキッチリ登山道を?
キョトンとしている私たちに「ニャ~」と挨拶した後、
飛び跳ねるように下りて行くカッコいい後姿。
きっとダイエットを兼ねたトレーニング中に違いない!
などクスクス笑って再び登り始め
暫し歩いた後にケーブルカー駅のある鞍部に到着。
樹林帯を抜けたので風が冷たく厳しくなり
もう一枚羽織ってから先ずは男体山の山頂を目指す。
途中、ケーブルカーでやって来た洒落た身なりの若者たちに抜かされて(ヘヘヘ
到着した山頂からの眺め。
ここに見えるテーブルで少しおやつを頂いて
次に女体山を目指します。
男体山から女体山の眺め。
女体山前の茶屋。
男体山・女体山の間の鞍部はお店も多く人も多い。
特にこの日は一年の好成績を祈願してなのか
沢山の高校の色んな運動部員達が訪れていて
あちらこちらに若々しい笑い声やら、運動部独特の心地いい挨拶やらが響いていて
山頂全体に明るさと元気さが溢れてる。
やっぱり若いって素晴らしい♪
女体山登り口。
女体山山頂の眺め。
御社と大きな岩からなる足場の悪くて狭い山頂も人だらけ。
ここでも社交的で礼儀正しい青年たちと互いに写真を撮ったり
新年早々とても清々しい気持ちを味わえて、心がほっこり。
女体山から鞍部と男体山。
女体山の方が男体山より高く、強く風が吹き付ける北側は樹氷になっていて
枝の先に成長した「海老のシッポ」が見れる。
帰りは海老のシッポが落下して真っ白になった道からスタート。
氷とそれが溶けてぬるぬるになった土とで、滑りやすい路面に注意を払いながら歩く。
それが過ぎると周りは岩だらけに。
それぞれに唸るような名前を付けられた奇岩を越えて
ただただ下って行く。
このコースを登る人は多いようでいつまでもすれ違う人が絶えない。
そんな道すがらにあった大きな切り株。
人類の営みというスケールから見れば
自分たちの人生なんてなんて短くウスッペラペラなのかを話したりしながら
ゴールの鳥居を抜け
筑波山神社でお参りもし
一年の登山の安全を願って帰路へ。
お昼過ぎには帰宅完了。
手頃なれど、とても楽しい登山でございました♪
追記:
当然夜に一人反省会開催。
使ったカロリー以上にガブガブ呑む。
この夜の自分を殴りたくなる日がまた来るに違いない。(クスクス