サスティナブルな食育

~ていねいに暮らす ていねいに生きる~

生き方・食べ方を縮小する

2020-05-22 | 持続可能な生き方・食べ方

3.11に続き、2019年の夏は自分の生き方を本気で見つめなおす出来事がありました。

詳しい説明は省きますが、「気候変動サミット」「気候危機」「グレタさん」「もう時間がない」・・・

といった情報をFacebookで知ってからブルーな気持ちになった後に、自分なりに何ができるか・・・と

ネットで情報を集めたり関連する本を読み始めました。(といっても大した量ではないです。)

もちろん環境問題のことは随分前から耳に入っていましたが、本気で考えて何かしら行動に移すタイミングがきたという感じでした。

地域で食育講座をしていた頃も「持続可能な食育」が大切と思ってきましたし、東京ガスの「エコ・クッキング」研修も受けて「できることから少しずつ」の意識ではいました。

料理以上にまず土台となる農業に目が行っていたのも、そういったところから。

行動するペースを上げなければと焦る気持ちはあっても、結局「できることから少しずつ」やるしかないことに変わりはないのですが・・・

お話会、デモ、マーチ等の運動が盛り上がっていく傾向は喜ばしいことでしたが、専門家の意見もいろいろで正直やみくもにそういった活動に突進できない自分もいました。

「自分が探求してきた食育をベースに腑に落ちる形でできることを見つけたい。」

そんな中で本気モードで楽しみながら取りくめることが見つかりました。

①自然農

前から日本の自給率の低さには恐怖がありました。いつ破綻してもおかしくない経済・飽食の土台はグラグラで。

「腸内細菌も土壌も微生物が大切」 「腸脳相関」  「循環型農業」

といったキーワードにも重要性を感じていたので、まず家庭菜園レベルで自給率を上げたい、その大変さや難しさも自分事として体感しながら成長したい、将来的には保育・教育にも取り入れたい。

そんな思いから自然農の本をあれこれ読みながら庭と近所の貸農園でスタートしたところです。

 

②減食→小食→不食

単純な式にすると    世界的な人口増 + 食糧の収量減  =  食糧不足

日本は少子高齢化社会ですが、世界的には人口は増え続けています。

農業の担い手不足や異常気象・農薬による土壌汚染・遺伝子組み換え食品連作などにより自然にも生き物にも害を増やしながら収量は減っていると聞きます。

プラスチックゴミの問題は大きく取り上げられるようになりましたが、海洋汚染によるサンゴ礁の死滅、魚介類の収量減もよく耳にします。

 

5年以上前にたまたま図書館で手にした「不食」の本を読んだのですが、元来食べることが大好き、というか食への執着心が強い自分には「うーん・・・無理だな・・・」で終わってしまいました。

今回はたまたま読んだ本でいくつかの健康法と関連著書を紹介していて、そこから続けて「小食」とか「不食」の本を読みました。2015年頃に立て続けに出版されていたようで、これからの時代を生きるヒントがたくさん詰まっていました。

これまでは・・・健康のためにきちんと食べないと。しっかり食べて代謝を上げたほうが健康に痩せられる。

といった考えに捉われていたように思います。

詳細は別途記載しますが、「これなら少しずつできるかもしれない。やってみたい。」

「太りにくい身体ではなく、本来の燃費のいい身体に戻していこう。」と思いました。

まだまだ実践・探求途中ですがこれまでの固定観念から解放される精神世界にワクワクします。