サスティナブルな食育

~ていねいに暮らす ていねいに生きる~

手探り自然農①

2020-06-14 | 自然農

《自然農にチャレンジするまでの経緯》

2010年に体験型市民農園を2年借り、採れたて野菜の美味しさに感動してから、多くの人が農業の苦労や喜びを知って感謝の気持ちを持ったり、生産者と消費者の距離感を縮められたらいいな・・・と思うようになりました。

それから収穫体験を企画したり、横浜市の地産地を推進する「はまふぅどコンシェルジュ」講座を受講して仲間づくりをしました。

農作業の経験としては、農家さん主催の農業塾で2年、行かれるときに知人の生産者さんの手伝いに行ったり、6年前に庭付きの貸家に越してこじんまりと家庭菜園を始めました。

けれど仕事と子育ての忙しい合間ということもあって、野菜作りについて本を読んだり調べることもせず、適当にやっていたので、うまくいってもいかなくても何故だかはわからない・・・という感じでした(笑)

庭は何年か草むしりもせず放置したり(秋冬までし放置すれば勝手に枯れることもわかり安心しちゃいまいした。)、生ごみ土壌混合法や生ごみを発酵させてから混ぜて微生物を増やすことだけをしていた時期もありました。

この間に吉田俊道さんの講座を受けて、土の有用微生物を増やすことで、無農薬でも栄養価の高い野菜がつくれることを知りました。

更に人間にとって必要なミネラル豊富な野菜にはむ無農薬でも虫がつきづらいということは衝撃的でした。

それまでは、無農薬や有機農業=「安全だからこそ虫がつく・大変・高価」というイメージだったので本当に驚き、増えている発達障害にも有効だということ、資源循環型で環境負荷も減らせる・・・ということに感動しました。

「腸脳相関」という言葉もあるように、土壌環境も腸内環境も有用微生物が重要ということも腸活を学んでいたことと繋がりました。

でもこの時は、生ごみをうまく発酵できたり、暑い時期は腐敗してしまったり、土の管理をする余裕もなく、続きませんでした。

引っ越し当初は小石やツル植物の根が深くて開墾が大変な庭でしたが、家の目の前に森があり、落ち葉は年中降り積もっていきますし、徐々に柔らかな土に変わり生えてくる雑草の種類も変わってきていました。

その後、「炭素循環農法」で生産している圃場を見学したり、安全でサスティナブルな農に希望かん感じていました。

2019年夏の気候危機宣言のニュースから自分に何ができるか深く考える機会となり、「自然農」という一つの選択肢が明確になりました。

転職したこともあり、時間ができたことも大きかったのですが、これまで蓄積してきたイメージ・・・

「農のある暮らし」「持続可能な生き方」「自給力を上げる」「半農半X」「循環型農法」

そして、自分がやるならこの方法だ、農を生業とする「農業」ではなく、「食農教育」のようにいつか次世代へ食育と保育を通じて伝えられるようになりたい、といったぼんやりした目標ができました。