経糸絹、横糸和紙の羅織りの帯を締めています
20年年間山形県工業試験所の
顧問を仰せ付かっていました
月一度一泊二日山形の織工場を歩きます
米沢の人たちは
進取の気構えが強く
無体と思える私の提案を受け入れてくれて
新しい布を開発します
米沢に無い織で「羅」と言うのがありました
私物の羅の帯を持って行き
そのまま作るのではなく何か工夫をして欲しい
和紙など使えないかしらね
と勝手なことを言って帰りました
同じ工房には3ヶ月か4ヵ月後に伺うのですが
次にその工房へ行きますと
「試し織してみましたよ」
と和紙を横糸にした羅織が出来ていました
「すごい!羅でも全く違った姿になるのね」
新しい織の誕生です
本当に嬉しかった!
一本の帯が出来上がったのは其れから半年かかりましたが
「きはだ」で染めた黄色の糸があでやか
黄色に染めると聞いたときは
夏に黄色?と首をかしげたのですが
「家のきはだの樹を見ていていい黄色が取れそうねえ」
とつぶやいた私の言葉を現実にしようと思ったのだという
物作りの人に愛されていたなあ
と思いながら今は亡き織手の帯を締めている今日です
20年年間山形県工業試験所の
顧問を仰せ付かっていました
月一度一泊二日山形の織工場を歩きます
米沢の人たちは
進取の気構えが強く
無体と思える私の提案を受け入れてくれて
新しい布を開発します
米沢に無い織で「羅」と言うのがありました
私物の羅の帯を持って行き
そのまま作るのではなく何か工夫をして欲しい
和紙など使えないかしらね
と勝手なことを言って帰りました
同じ工房には3ヶ月か4ヵ月後に伺うのですが
次にその工房へ行きますと
「試し織してみましたよ」
と和紙を横糸にした羅織が出来ていました
「すごい!羅でも全く違った姿になるのね」
新しい織の誕生です
本当に嬉しかった!
一本の帯が出来上がったのは其れから半年かかりましたが
「きはだ」で染めた黄色の糸があでやか
黄色に染めると聞いたときは
夏に黄色?と首をかしげたのですが
「家のきはだの樹を見ていていい黄色が取れそうねえ」
とつぶやいた私の言葉を現実にしようと思ったのだという
物作りの人に愛されていたなあ
と思いながら今は亡き織手の帯を締めている今日です