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死の理論

2023年01月06日 20時51分45秒 | 哲学
 自分の死について、自分の死後自分はどうなるのだ。永遠の無に違いない。これが無神論者の結論だ。
 だから恐ろしい、一般人にとっては。だから宗教や未来科学に救いを求める。永遠に生きたい、不老不死で。これは何千年も昔から秦の始皇帝の願望だった。
 中には現状に悲観して自殺願望の人もいる。そんな人に対して言いたい。死んだらええやん。だけど無関係の他者を巻き添えにするなと。自殺願望はおかしい。生物の生存本能に反している。たぶん精神の病気か社会知能的にアホかもしれない。他殺は絶対ダメだが自殺は許容される。なぜなら他者に殺されたくないし自分は死にたくない。
 キリスト教では自殺は禁じられている。しかしこの書ではおおっぴらに自殺を許容した。その論拠は忘れたが賛成である。自分も死にたい時がしばしば訪れるが死ねなかった。生存本能があるから死ねない。これを仏教では煩悩という。性的生殖本能も残っていて死ねなかった。
 この大部の書を通読した結果、漠然とした死の恐怖から逃れることができた。人間の死を哲学的に考察すればそうなる。未来科学に永遠の不老不死実現を期待しよう。