ガラクタの山から発掘された思い出の釣り道具コーナー。久しぶりの第四弾。
今度の獲物は前回に引き続きルアーフィッシング用品で見ての通りベイトロッドとベイトリール。多分98・99年頃のモノで当時のシマノの一番安いロッドとリールで購入価格は2つで8千円くらいだったかな。出土したものは年式の割に状態はまずまず。流石に巻きっぱなしのナイロンラインは終わってますけどね。因みに写っているリールのハンドルはバルトムBC-1のモノに交換してあり本来の物とは違います。もっとちゃっちいヤツですが余ってたので交換してみました。
今回の発掘場所は自宅ではなく友人宅の玄関の靴箱の傘入れの中。夏前に引っ越しの為片付けをしてたら出て来たとのこと。わたしが釣りを再開したのを他の仲間から聞いてたそうでわざわざ持ってきてくれました。わたし自身すっかり存在を忘れており、超久しぶりのご対面は良かったのですが幾つか疑問が発生。それは、
1)何度も書いた通りその頃は既に釣りを止めていた筈なのに何故持っていた?
2)そして当時ダイワ派だったわたしが何故にシマノなのか?それもこんな安いのを?
3)更には何故友人宅に保管してあったのか? と。
還してもらってからこの3点がずうーっと不思議だったのですが最近に古本屋で見た当時の雑誌を読むことによって疑問が氷解しました。キーワードは「バスブーム」
あの頃ちょうど何度目かのバスブームが到来してて某アイドルだの某コピーライターだの某アーティストだのが雑誌やテレビ等各種メディアにてバス釣りしてる姿をよく曝してました。そしてそれをみたミーハーさん達がバス釣りやってたもんです。実際休日の河口湖とか人・人・人・更に人と、ほんと凄かったですから。既に釣りを降りてたわたしはそれを呆れて眺めてましたが、わたしの周りにもそんなミーハーな人間がひとり居ったのです。それがロッド保管していた友人K。
ある晩古い友人何人かで酒を飲んでいた際突然Kが「最近バス釣り始めたんだよ。たしかお前やってたよね。明日亀山行かない?」と言ってきたのです。中学の頃みんなが釣りに嵌った時もひとり無関心だったヤツが何を今更と始めた理由を聞くと、某アイドルが番組でバス釣ってたのををみてGFがカッコイイとのたまったからだとか・・・・
ところがこっちはとっくに釣り降りてますから道具なんてナッシング。行くのはいいけど道具貸せと言ったらロッド1本しかないときた。それじゃ釣り出来ないねと話が終わるかと思ったら彼が言うのです。「今から買いに行こう」と。
もう日付も変わろうとしているこの時間に一体何処に買い行くのさと怪訝に思うも酒屋出て奴の後を憑いて行く(時効)と着いたのは「ドン〇ホー〇」。
何で激安の殿堂に?と思うも中に入ると、なんとバス釣り用品のコーナーがあるじゃなですか! ロッド・リールはもちろんプラグにワームのルアー類にフック・シンカーまでとそこそこの品揃え。ちょっとビックリ。今では考えられませんが流石はブームって奴ですね。
確かに揃えるのなら仕方ないと取り合えずで買ったのこのシマノセット。飽く迄そこにあった一番安いので揃えたので特にブランドがどうとかは一切考えてませんでした。しかし今にしてみたらこれが本当の初シマノだった訳ですね。
そんな感じで揃えることが出来、そのまま次の日彼のクルマで亀山へ。陸っぱりで遊ぶも昼前に急な用事が入って急遽東京に戻らないといけなくってしまったわたしは亀山駅から電車に乗る際「後で取りに行くから」と彼に一式預けたのですが、その後10年近くの月日が経過、そして今年になってやっと帰ってきたという話な訳です。マジ存在忘れてました。
という訳で謎も解けたロッドとリールですが、正直なところ今更帰ってきてもねぇと持て遊び気味。既にロッドもリールもいっぱい有るし売るほどの価値も無いですし結局1度しか使ってませんし。まぁでもリールは兎も角、ロッドの方は使い道探してみます。折角出て来たのだし勿体無いですから。
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