姫路界隈ポタリング

ぴゅんぴゅん丸が自転車こいで、今日は何処の路地へやら

北条の五百羅漢を検証する(その1)

2011-09-10 12:42:38 | Weblog
あくまで私感、百人百様ですのであなたの推理が事実かも知れませんが、私なりに3回程度に分けて検証してみました。

短期間で検証なんて、笑われるかもしれませんが笑わずに見てもらえたらうれしいです。

石材に関して、

1・柔らかい石材(凝灰岩)に細い線を刻んでいるのに、経年による摩滅が少ない

2・同程度の摩滅状態の墓標は近在の墓地に多く点在しているが、ほとんどは幕末(文化
文政)から明治頃のものが多く、くまなく探せば、中には元禄年紀銘が入った物もあ  るが、慶長年紀の物はほとんど見当たらない

3・天正以前のものは全く確認できない

4・身分が高い人が造られたと言われれば、その割りに材質、技量が乏しい

5・通常身分の高い人が作らせた遺物は花崗岩(御影石)を用いている。その証拠に大名  やそれに近い人が寄進した遺物は御影石を用いている場合が多い

6・五百羅漢すべてが無銘だ。文字の読み書きができなかった者が製作した可能性がある  が、この当時はそれがごく普通のことだ

7・長けた石工は技量と知識を兼ね揃えている

8・500体近い石仏にパターンがあり、複数の者が製作したと考えられる

9・それは数代に渡った結果かもしれない

10・同時期に複数人が製作したとは限らない

今回石材に関して思いついたことを検証してみました。