姫路界隈ポタリング

ぴゅんぴゅん丸が自転車こいで、今日は何処の路地へやら

北条の五百羅漢

2011-09-02 19:13:15 | Weblog
の制作年代を求めてポタリング中間報告です。

東高室、東長の石の産地を中心に10ヵ所以上で、五百羅漢と同じ工房で製作したと思われる石仏を確認しました。

加西市山下町の2ヶ所のお寺と墓地、東高室町のお寺、西高室町の墓地、東長町の墓地、両月町の墓地に2ヶ所、戸田井町の墓地、下里駅近くの墓地に2ヶ所、王子町の墓地、西笠原町の墓地、姫路市山田町山田のお寺と山田町牧野のお寺、香寺町溝口の墓地です。

これらの石仏に元和、慶安、寛文、貞享の元号が刻まれていることも確認できました。

西暦1620年代から1680年代の約60年間に亘り、同じ工房で2~3代続いて製作されたと理解してもなんら矛盾は見当たりません。

これらのことは刀剣の製作社会では一派(たとえば堀川国廣一派)相伝のために、ごく普通に行われていることでございます。

謎の石仏と言われ近寄りがたい仏様と思っていましたが、だんだん調べていくうちに、私達の身近なところでお見守りくださる仏様として、何だかうれしい気持ちになりました。