姫路界隈ポタリング

ぴゅんぴゅん丸が自転車こいで、今日は何処の路地へやら

北条の五百羅漢を検証する(その2)

2011-09-17 09:29:18 | Weblog
製作について

1 庶民が願をかけるのは先祖供養、家内安全、無病息災、五穀豊穣、商売繁盛と言うごく一  般的なものだ

2 国家安寧とか天下泰平とかそんな大それたことを庶民が願掛けするのは今も昔も一般的で  はない。

3 「1」はどこでもよく目にするが、「2」は著名な寺社(出雲大社等)を除いて見たことが   ない

4 もし武将が{2」をするなら近くの法華山一乗寺に祈願するものと考える

5 願掛けには、写経百万巻成就目的と同じ心境で、石仏を千体なり、2千体を作成した    とも考えられる

6 京都の三十三間堂には千体余りの木造仏の例がある

7 歴史に出てくるような人が歴史に出てくるようなことで、後世に無言で伝えた遺物なんて  万に一つ有るか無いかだ。残っているのは奇跡に近いことだ

8 願掛けと言えど「けつわり」したことも充分考えられる。それも人間らしくていい

9 素人なら、自分の仕事もあり製作も遅々として進まず、数代、数十年はかかったかもしれ  ない。

10 千体製作満願を志したが、途中4百数十体製作した時点でけつわりしてしまった

次回は製作時代についてを検証します。