収益とは、マネジメントの仕事ぶりの尺度ではなく、事業の成果の尺度である。
事業の成果は、前任のマネジメントの仕事ぶりの結果である。
マネジメントの仕事ぶりとは、主として明日に備えて優れた仕事をすることを意味する。
事業の将来は、4つの分野における、今日のマネジメントの仕事ぶりによって左右される。
第一に投資である。
投資収益率を期待に照らして評価しなければならない。
第二に人事である。
人事の成果は評価不能ではない。かなり容易に評価できる。
第三にイノベーションである。
研究開発の成果は評価できる。
第四に戦略である。
期待したことは起こったか、目標は正しかったか、目標は達成されたかである。
:「乱気流時代の経営」
この文章のマネジメントはマネジメントチーム(経営層)と訳す方が分かりやすい。
投資、人事、イノベーション、戦略をきちっと評価することが大切である。