事実そのものは意味をもたない。
何も創造しない。
何も解決しない。
単に存在するだけである。
それが意味をもつか、もつとすればいかなるものか。
それは何を創造するか。
破壊するか。
何を解決するか、解決するとすればいかなる方法によってか。
これらの問題は、われわれがこの戦争という事実をいかに扱うかによって定まる。
:「産業人の未来」
ドラッカーらしい文章であり難解である。
意味をもたすのは、事実を認識したそれぞれの人である。
NHKが山梨県で地震が起きたことを放送しているが、人類のほとんどは知ることはない。
ICTの発達によって、地震に興味のある人であれば、2021年12月3日の6時30分ころに地震が発生したことを知ることはできる。
甲府に住んでいたとしても地震に興味が薄い人はすぐに忘れるだろう。
しかし、富士山の火山活動に興味がある人は記録を残し忘れないように努めるだろう。
事実に意味をもたせるのは人である。
今日、私は何に意味をもたせるのだろう。