今日のマコなり社長のインサイドストーリーズから
・情報発信のタイトル(上段・抽象)は具体によって決まる。
・情報発信における具体とは、数ある可能性の中から「これがベストだ!」と思うものを選ぶことである。
・選択肢の面倒くささを取ってあげるのが、発信者の情報価値である。そこを頑張らないのであれば、AIだけで十分である。
・「今の私が、これから真剣に悩んで選ぶとしたらどのように選ぶか」「人に論理的に説明できるようになるためには、どのように選べば良いか」というところから考える。
・抽象的で大事なことは、昔からほとんど変わっていない。誰でも知っていることである。なにが違うのかというと、具体であり、具体に頭を使っている。
・情報発信者になるということは、具体のどこかでポジションを取らなければならない。
・具体的なものをひとつだけ決めようとすると、選ばなければならない。「手軽に作れておいしい時短レシピ」だけだと無限の広がりがある。その無限の中からひとつを選ぶことが具体を決める大変さである。代表的なのはアクションプランである。たったひとつのアクションで全てがうまくいくことなんてない。しかし、その中で選ばなければならない。1のアクションプランを決めるために、99を捨てなければならない。さらに、頭を悩ませる具体は、なにに例えるのかということであり、これも無限にある。表現も無限にあるので、 いちばんキャッチーで分かりやすく狙い過ぎていないのに想像の斜め上を行くようなものを選ぶ必要がある。そして、クスッと笑ってしまうけれど伝わるひとつの具体例を選ばなければならない。
・具体を選ぶということは、その他たくさんのものを切り捨てるということであり、誰かを傷つけることとも言える。誰も傷つけないということは、当たり前でおもしろくない。おもしろくするためには、常に誰かを少しだけ傷つけてしまう。よって、傷つけた人への配慮も忘れてはいけない。「このような例外もあると思うんですけど」という一言を入れる。それによって「網羅的に考えたうえで選んでいるんだ」という印象を与える。
・単に思いついた具体を言うだけというのは、情報発信ではない。ただの雑談である。情報に価値を生み出すのは、具体である。無限の選択肢から選ぶこととも言える。
「どのようなタイトルや構成にしようか」と考えるのは間違っていて、そこは普通でも良い。具体を決め、具体が変われば全てが変わる。要するに、たくさんの選択肢の中からひとつを選ぶという作業が大変なのである。
具体を選び出すことは、特定の有スキル者しができないが、具体の選択肢を洗い出すことは他の人にもでき、いちばん得意なのはAIである。
・情報発信をする際には、おもしろい話をしようとしたり「役に立つことはなにかな」と考えたりしてはいけない。より多くのことを網羅したうえで、役に立ち得るあらゆる具体を洗い出して選ぶ。なにが良いかは考えず、全て洗い出す。それは面倒くさいことであり、だからこそ、価値がある。価値があるからこそ、皆に話を聞いてもらえる。その人の100倍物事を知っていて、その中から知っていることをひとつ選んで話す。この大変な労力をコツコツと積み重ね続けることが大事である。
・人がやりたくない面倒なことを代わりにやってあげるということは、どのような仕事も同じであり、情報発信も面倒なことをやらなければならない。