美術日記-PAINTWEBLOG

美術鑑賞日記から作品展示などの活動日記まで色々書きます。

自衛隊と機動隊に感謝

2011-03-17 22:25:36 | 政治・社会
3号機への放水などがひとまず成功したようです。

最初は警視庁から機動隊が放水。
「決死隊だ」放水作戦敢行の警視庁機動隊員ら原発へ

結果は残念ながら放水の勢いが足りず届かなかったようですが、
高い放射線量の中で満足な対策もされずに作業に当たることは
本当に決死の覚悟でしょう。
死までいかなくても深刻な後遺症が残るかもしれません。
死ぬより後遺症の方が起こりうる事ですが、
残りの人生を障害を持って生きなければいけなくなったとしたら、
どれほどの苦しみが続くかわかりません。
よく作業に当たってくれました。

東京電力はここまでの事態に陥らせておきながら、警察頼み…
最初から危機感を持って、もっと早い段階で何とかできていれば、
という気持ちは否めません。
でもトップの連中は保身を考えることがあったとしても、
やっぱり現場の職員は命がけで作業をしてくれています。

警察の次には自衛隊が特殊な放水車で放水したそうです。
こちらは成功。
地上から3号機に放水、建屋上部に届く…自衛隊

この放水車は車両から降りる必要がなく、
作りもかなり頑丈なようなので警察車両に比べると放射線を防げるとのこと。
そしてこちらで見事3号機に届いたそうです。

ヘリからの放水もあり、こちらもひとまず命中したようです。
しかし、これは映像を見る限りは高い位置からやりすぎて
効果がありそうには見えません。
まさに焼け石に水、という苦肉の策。

これらの作業により効果があったかどうかは明日までわからないようです。
水は届いたけど、うまく燃料にかかって冷却されているかどうか。
何らかの効果があったことを祈るばかりです。

しかし、公務員という自負でしょうか。
命がけの仕事をしてくれました。
他に打つ手がないから国民を安心させるためにやってみた、
というのもあるのかもしれませんが、
確かに昨日までの何もできずに傍観していた様子よりは
ずっと勇気付けられます。
現場では命がけで作業をしているんだと。

今夜はついにうちも夜間に停電になりました。
帰ってみると街は真っ暗です。
この街がここまで真っ暗なのは想像もできませんでした。
月明かりで影ができるのを見たのは実家から出て以来、
ずいぶんと久しぶりに見た気がします。
気持ちも暗くなりそうですが、
電気が復活した今、今日の出来事を聞いて明るくなれました。

今日は通常なら電力の供給の限界を上回り、
大規模な停電が起こるところだったそうです。
でもこれも人々の節電の努力によって見事、回避されました。

日本も捨てたものじゃないな、と
ありきたりにも再確認できました。
たしかに一人ひとり、みんなががんばっているようです。


最新の画像もっと見る