SONY F3-B。
もともとはオープンリール・テープレコーダーの付属品だったらしい。
このマイクはSONYが東京通信工業だった頃から作っていたようなので相当古い。
1950年代後半から60年代半ばくらいか。
ヤフオクで入手した。
妹尾隆一郎氏率いるローラーコースターのアルバム、Something for Little Walterはこれメインで録音されたのではないか。
なんでそんなことが言えるかというと、
このアルバム録音直前のJirokichiでのライブで、
妹尾氏がこのマイクを客からもらって、早速使っていたのを見ていたから。
へえ、いい音するなー、と思った記憶がある。
このマイクはなにもかもが絶妙に「程良い」。
歪みはクリーミーだし、ハイインピとはいえメチャクチャなハイパワーでもないからアンプのセッティングが楽。
サイズも小さいので握りやすい。
さらに安価。ヤフオクに定期的に出品されるのだが、せいぜい3000円もあれば買えてしまう。
安い時は1000円くらいだ。
バンドもやってないくせに、これを2本持っている。
アホみたいだが、そのくらい好きなわけ。