カイロからマドリードまで夢がゆく

エジプトで働きつつスペインのMBAで学び
卒業後は日本で働いています

30年前の今日、平成が始まった

2019年01月08日 | ビジネス構想
30年前の1月8日、平成が始まりました。

昨年末から平成振り返り番組のラッシュで、平成という一つの時間単位を懐かしく感じられる機会が多くて嬉しいです。

平成という時代を振り返るとき、入口と出口で世界は大きく変わったんだなと私は感じます。
しかし、その自分の感覚が一般的なものではないのだ、その感じ方は圧倒的に多様なんだということを私に知らしめたのも、この平成という30年間だったと思います。

30年前と比して人が時間当たりに触れることができる情報の量は増え、他者と自分との異質性を意識する機会が増えたと思います。
よりビビッドに世界を見る手段が得られるようになったと言えるでしょう。

その結果、自分とそれ以外との一体感を感じることが難しくなったのかもしれません。


平成という時代を総論するような大それたことは私はできません。
wikipediaで「平成」というページを見れば、この時代を総称するなんて不可能なんじゃないかと思えるくらい、平成30年にはいろいろとありました。

ただ、私が今、大きな潮流として感じるのは、グローバルな資本主義という思想は、より具体的に日本の経済活動の一部に根を下ろし、それに適合すべく奮闘している、またはさせられている人と、そことはだいぶ距離がある人とがいて、それぞれが乖離しつつあるのではないか、ということです。
どちらがいいとか悪いとかではありません。
グローバルな資本主義が人に幸福をもたらすかも、私にはわかりません。

しかし、グローバルな資本主義というものが、この先どこまで世界の時代を作っていけるのか、その潮流に乗ってみて未来を見ようとしている人がいる。
私も、その一人になりたいと思っています。

社会で共有される概念、思想は多くありますが、グローバルな資本主義という概念は、より具体的に、日本の一部に作用しているし、その作用の度合いが深まってきたのが、平成という時代の一側面だったと思うのです。





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