魚座による魚座のための取説

西洋占星術の知識アウトプット用

2021春分図を読む(仮

2021-03-06 15:50:11 | 日々の星読み
なんか地震が来そうだからってバタバタしながら、
本当は読みたくなかったのですが…


ただ、ネットを探しても、春分図の効力はいつからか、っていう疑問に
答えている、もしくはそれについて書いてある記事は見当たらない。

そういう時は得てしていつもの石川源晃の占星学入門シリーズに答えが出ているものなのだが、
この問いについては明確な回答は書いていないように思う。
但し、
地震発生の時期についての記述の中で「春分図の『受け持ち範囲』」という表現で
春分図の効力について書いてある部分がある。(応用 占星学入門 p121)
例として、93年1月に発生した釧路沖地震を92年の春分図で解説している。
しかし、そこでも、守備範囲の中間、遅い時期、というように
非常にざっくりとした分け方をしているので、
どこから春分図の効力が現れてくる、という問いへの回答はない。

なので、デジタル的に考えれば
春分図はかっちり3月20日以降だよ、ということになるのだろうけれど
日食や月食のように、多少前後にグラデーションが生じるのであれば
現に今などは既に今年の春分図の影響を受けていないとは限らないし、
占星学にはオールマイティの法則は存在していない
と、著者自身が明記しているので(同著 p120下線)


202103201837@東京 春分図


「どのような場合でも、春分図に天災地変による『財産・人命』の損失が表示されていない年度内には、
『大規模な被害地震の発生』はありません」
 石川源晃 応用占星学入門p119

2室には何も惑星は入っていないが蠍座であること
8室が牡牛座で天王星とリリスが入っていること

4室=ICのサインが山羊=地。ICと天王星の角度は誤差2.88の120度。
4室にある土星と天王星は誤差2度で直角。但し5度前ルールを適用すれば土星は5室となる。


その年の首都の春分図に天王星と4室の関連がある場合は
その年度内に地震発生の可能性が表示されている
。(応用占星学入門 p120)

ちなみに92年の春分図では、天王星が山羊座で4室という「がっつり」状態であった。
それに比べると、2021年はそこまでではない。

春分図のICが地のサインではなく、ASCのみが地のサインという場合は
地震は春分図作成場所(この場合は東京)では発生しない可能性がある。
(同上)
2021の場合はASCが風でICが地なので、この逆を考えると首都圏で可能性がゼロではないということか。


4室マターは月である。月は国民を示す。
春分図では月は9室で火星と緩い合(誤差7度)
月と天王星は38度。


発生時期について、同上p121では
92年ICサインが射手に対して天王星のサインが山羊
ASCのサインが乙女に対して月が天秤
というように、いずれの天体もハウスカスプと異なったサインを持っている。
そのような場合は、春分図に表示された事柄の発生が
春分図の受け持ち範囲の1年間の最も遅い時期になる

とあり、

両方の天体がハウスカスプと同じサインであれば、
表示された事柄の発生は、春分の日に近い時期(春分から3ヶ月以内)
になる可能性がある
とある。

そこで、2011年を検討すると
ICサインが山羊に対して天王星のサインが牡牛
ASCのサインが天秤に対して月が双子
→これは両方とも同じサインである。



と、ここまで読んでみて、
地震に関してはあまりよくない方向への可能性があるな、
ということだけ書いておく。

ネット上では、たくさん2021の春分図ネタが挙がっていて
もちろんそこにも、地震ネタもたくさんあり
東京やばいとか首都圏注意とか書かれているものもあることは
十分承知している。

自分自身は東京のど真ん中に住んでいて、しかも本籍千代田区なので
帰る田舎もなければ疎開できる場所もない。
何かあったら潔く東京のど真ん中で○んでいくだけで、
その覚悟はそれこそ大親友が犠牲になった95年の真冬以来
ずっと持っているつもりだ。

だからかな、
軽々に、東京気をつけて~とか書けないよ。
住んでるこちとらにとってはマジだもの。
でも、時期も時期だし、もう一度災害用品のチェックはしておこうと思う。

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