魚座による魚座のための取説

西洋占星術の知識アウトプット用

占いと解読の差異

2019-07-08 11:44:19 | 独り言
これから自分の突き詰めたいこと、それは解読である。
こういう図があって、これはどういうものなのか
その時点で、事象が未来なら選べる範囲での読み取り
過去ならその時に起きた当該事象の意味と天体配置の関係

でさ、
あたしは本業が半ばもうカウンセリングみたいな感じになっちゃってて
無料相談会とか出てると、もろその側面が強いわけだ。
むろん自治体のものは、きちんと資料など持参で相談に来てくださる方も多数いらっしゃる
反面、あ、またお会いしましたね、っていう方々もいるわけで

あら、せんせ、この前も話聞いてもらっちゃって、これさっきもらったんだけどよかったら、
なーんつて、大福とかいただいたりして、
じゃあ、アタシ食べちゃおうかしら、ごめんなさいね、とか言ったその瞬間には
相談者のおばさまが大福を口に、なんてこともあるわけだ。

まあ、全然いいんだけど。時間内で終わってくれれば。
そもそも、そういう方々は目先に何か困りごとがあるわけでもないので
時間になると、すぐにお帰りになるし

別の相談会は、あきらかにキャバ系のおねえちゃまが
ね~せんせ~、やっぱアタシ騙されてるっぽいんだよね~
だーかーらー、そういうこと言う男はやばいって言ったじゃん、早くやめなよ
でもさ~、出てってくんないんだよね~
そら、出てけって言ってないからだろ、

なんつー場合もあるわけだ。

いずれも、なぜか、相談員を私に指定してきてくださるので
無料とは言え、そういうところには大いに喜びを感じる。
今はもう、その手の相談会にはあまり出なくなったし
自治体のやつに至っては足を洗った、的表現が近いが(誰もやりたがらない)
結果としてみなさん、何事か起こった時に、
あの時お話した〇〇なんですけど、と、仕事を依頼してくれた。


もう自分は50過ぎて、余生を考えるような世代だからそう思うのか
昭和生まれだからか、20世紀生まれだからか
新人類だからか、バブル世代だからか、まあとにかく、今の人と違うからか知らんけど

所詮、あたしのような仕事は人間性に尽きると思うのね。
あたしはやらないけど、成年後見制度ができてからというもの、
客の金をくすねる成年後見人のなんと多いことか。
(この制度は失敗だと個人的には制定当初から思っているが)
どんなにおえらい士業様が、じゃんじゃんお年寄りの金をちょろまかしている。

人と人の関わり合いの中でお金を頂く生業というのは、
頭がどんだけよろしいか、じゃあないんだよね。

ただ、悲しいかな、私の世代も含めて、受験戦争にもまれた人達は
いつまでも、その物差しが偏差値だったり学歴だったりして
その物差しがずっと取り替えられないまま、いい歳になり死んでいく人も多数。


で、本題なんだけど

占いとホロスコープ解読って、全く違うと思うようになった今日この頃。

先だって、西洋占星術に限らず、算命学だ、四柱推命だ、いろいろ
有名人の生年月日を勝手に解読して客寄せする占い師はいかがなものか、と書いたが

生まれ干支はとにかく、日柱やホロスコープ、手相の類はもう立派な個人情報なわけですよ。
そこから、ある程度のことは読み取れる。

占いはそのデータをベースに、その人が抱えている(と本人が思っている)問題について
解きほぐしていくのだが、それをもとに本人に相対する時はもうデータの解読を超えていて
カウンセリングの域に入っていると思うんですね。

まあ、世の中には某女史のようにズバリ言われたい人もいるだろうけど
だからって、徒に人を傷つけるような占い師は失格だと思うし
それが故意ならなおさら、無意識で傷つけている場合だって多々あるわけで
それは占いの現場だけではなく、我々の日常生活でも同じである。

ホロスコープや四柱推命の命式を解読している時、私達はそのデータのみに向き合っており、
そこに、ポジティヴ、ネガティヴ、いろんな意味を見つけていく。
しかし、占いの現場においては、私達が向き合っているのはデータではなく、人間である。


それを本当にわかってる「占い師」がどんだけいるんだよ、って話。

最近はもう、ネットで、占います一件2万円、とかいうのが普通の時代。
解読に長けていて、正確に読み取れるかもしれないが、
人格に難があったり、人としてどうよ?的な人に、
命と同じくらいの重みをもつ、
自分の生年月日
を預けられますか?
しかも結構なお金迄払って。


人生、生きてりゃ傷だらけ。
自分から傷つきにいくことはない。
もっと自分を大事に生きてください。

というお話でした(笑)