泉電気の業務日誌

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圧着不良 8年後に出た不具合

2015年10月08日 08時21分00秒 | 電気事故

照明器具が、突然 点かなくなったと連絡いただきました。

照明器具は まだ購入されてから日も浅く 昨日までずっと点いていたそうです。

お客様がご自身で 他の部屋に移して見たら点灯したという事なので

照明器具は何でもないということになります。

 

 

そうなるとスイッチの不良で、スイッチ交換すれば解決と簡単に考えていましたが。。。

 

 スイッチを外して 試しに 直結してみましたが 点灯しません。

 

 照明を外して テスターで確認しましたが 電気が来ていません

ブレーカも落ちていません。 こうなると厄介です。 スイッチと電源と負荷(照明)が

結線されているところを探さなくてはなりません

 

ユニットバスの天井点検口を開けてみると ごっそり結線部が出てきました。

一度 リフォ-ムしているようです。 スイッチのケーブルがココに来ていましたが

結線しているのではなく ただ 延長しているだけでした、延長部は異状無しです。

あとは このケーブルを追いかけていくしかありません。 唯一の手がかりです。

天井裏から 脱衣室の方向に行っています。 天井裏で かすかに結線しているのが、

確認できます。 

 しかし そこは とても手が届きませんし ということは確認も出来ません

 

↑ この天井 このあたりです。  開口するしかないです。 しかし 開口しても

そこに原因があり解決するかはわかりませんと

 お客様に説明しご理解いただきました   開口に踏み切ります。

 

 復旧を考え クロスを汚さぬよう ゆっくり剥がして 画鋲でとめました。

 

 開口部  墨だししました

 

 ボードカッターで開けます。

 

 ジョイント部分はありましたが ここも単に スイッチのケーブルを延長してるだけでした。

今度は玄関方向に 向かっています。 いったいどういうことでしょう??

不可解ですが 更に追いかけるしかありません

 

 玄関の上を通過して またスイッチ方向 へ向かっているようでした

つまり配線経路は  

スイッチ→浴室上(ここで延長)→脱衣室上(ここでも延長)→玄関通過→ スイッチ 

ただ一周しただけ、、、 この時点で作業開始から2時間経過しましたが

振り出しに戻りました。  結線部は 違うところにあると言うことです。

(T_T)/~~~

 

お客様から了解を取り 照明器具で隠れる範囲で ローゼットの部分穴を開けました。

照明のケーブルを探ってみると出てくるわ 出てくるわ  2mくらい出てきました。

そこで、また延長していました。 そこで ついに原因 発見。 断線してました。

 

テープを剥がしてみると 1.6と2.0 縦に重ねていて スリーブの端を 圧着ペンチでつぶしていて

直接 一部 銅線をじかに、つぶしてしまっています。 更にはスリーブ用ペンチではなく

圧着端子用の 2.0sq でプレスしてます。刻印でわかります。

8年前のリフォームの時だと思いますが、8年間 わずかに繋がっていたようです。

天井2箇所も開けてしまって どうしようかと思いましたが 無駄にはなりませんでした

見通しが立って ホッとする瞬間です。

こんな圧着の仕方をしたらケーブルはどういう状態になるのか?

気になったので 会社に帰ってから 同じように再現してやってみました。

 

すぐに ポキッと折れてしまいました。 あたりまえですが・・・

おそらく 8年前に圧着したときに はじめから折れていたケーブルがテープの巻きつけで

わずかに繋がっていたと推測します。 なにはともあれ 一時はどうなるかと思いましたが

原因がわかり ホッとしました。。

 

話は戻り あとは開けてしまった穴の復旧作業です。

 

脱衣室の天井  木の下地を入れて ボードを戻しました。

 

パテで下地処理です。

 

のりをつけて 元に戻しました。

 

ほとんどわかりません。復旧 うまく行った気がします。

今日の作業は 結局 5分で終了の予定が5時間かかりました。

弊社へご依頼 ありがとうございました。

 

 


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