毎年恒例、ヒット商品番付2023年 日経MJ2023上期発表されました。少々小ぶりな感じに見えます。
++++++++
■日本経済新聞社 2023年上期(1〜6月)日経MJヒット商品番付
東横綱:5類移行 5月8日に移行したため
西横綱:WBC世界一 14年ぶり日本代表優勝
東大関:Chat(チャット)GPT 米オープンAI開発した対話型人工知能(AI)
西大関:インバウンド復活 1〜3月期訪日客の1人あたり旅行支出額18万円
西関脇:ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー マリオ映画
西関脇:THE FIRST SLAM DUNK バスケットボール漫画のスラムダンク映画
東小結:ラウンドミニショルダーバッグ 英国SNS投稿で火が付いたユニクロバッグ1,500円。
西小結:東急歌舞伎町タワー 東急歌舞伎町タワー2つのホテル
前頭:日焼け止めなど脱マスク商材
なんだか今年も小粒な感じです。
■2022年ヒット商品ベスト30 ↓
1位 Yakult1000/Y1000
睡眠改善をうたう新乳酸菌飲料が社会現象に。悪夢を見るとの噂拡散で争奪戦勃発。
2位 ちいかわ
SNS発のキャラが“国民的キャラ”に成長。かわいいだけでない多様な展開で魅了。
3位 PCM冷却ネックリング
24~28度で凍る新冷感グッズが“瞬間蒸発”。行動制限なしの夏のお守りとしてブレイク。
4位 トップガン マーヴェリック
36年ぶりの続編がまさかの興収132億円超え。若者もはまった追いトップガン現象。
5位 完全メシ
ジャンクな装いのバランス栄養食品が計400万食。意識高くない30~40代男性の心に刺さる。
6位 炭酸飲料対応ボトル
国内メーカーの保冷ボトルがついに炭酸対応。外出ムードも後押しし約36万本の市場が誕生。
7位 翠ジンソーダ缶
踊り場のレサワブームの中、突如現れた新星。居酒屋メシに合う食中酒が350万ケース。
8位 日産サクラ/eKクロス EV
4カ月で計3万6600台超を受注。補助金で200万円の壁を越えた軽EV。
9位 スプラトゥーン3
発売3日で345万本の最高記録を樹立。初心者歓迎ポップなシューティング。
10位やし中華
氷入りでレンチンの衝撃200万食超。麺の食感簡便さも受け夏新冷食。
11位 ファブリーズ お風呂用防カビ剤
新規参入でいきなりシェア2割獲得。究極手軽さ防カビ需要を開拓。
12位 SHEIN
アプリ利用者数はZOZO超え。安くて映える服でZ世代を魅了。
13位 Tamagotchi Smart
ブームに甘んじない進取気性。シリーズ年70万個出荷の立役者。
14位 ONE PIECE FILM RED
シリーズ最高記録で22年興収1位。聴かせる映画が心をつかむ。
15位 アリナミンナイトリカバー
寝る前にドリンク剤を飲む新習慣。睡眠ブーム背景に1250万本超。
16位 第2次カヌレブーム
フランス発の伝統菓子が再ヒット。大手製菓やコンビニからも進化系。
18位 アサヒ生ビール
ビール党以外にもおつかれ生現象。479万箱で3強一角に食込む。
19位 YOLU
寝ながらヘアケアで時短も訴求。約1年で累計約1000万本販売。
20位 instax mini Evo
デジアナ融合に成功しカメラ2位。レトロな外観で中高年男性も。
21位 SPY×FAMILY
漫画アプリ発の人気作がアニメ化。アーニャがSNS上アイドルに。
22位 チューナーレステレビ
リアルタイム視聴不要派に大人気。動画配信の波に乗り数万台市場に。
23位 ナイトミン 耳ほぐタイム
耳を温める新発想で安眠を訴求。SNSでの好感相次ぎ146万個出荷。
24位 ぷにるんず
出荷再開のたびに売れ30万個突破。ギミックで触るをデジタル化。
25位 旅行ガチャ
行き先が選べないランダム旅行。ワクワク感お得感で人気高める。
26位 ワークマン キャンプギア
自社開発素材と通販価格破壊。初心者を取込み約40億円を達成。
27位 丸ごとシイタケスナック
ジャンキーでも罪悪感がない新感覚。シイタケ嫌いも取り込み人気拡大。
28位 卓上サワー
自由に酒をつげてすぐに飲める。コト消費人気店舗採用率3倍超。
29位 大阪中之島美術館
開館初年に10万人超えを連発。写真映えで若年層も取り込む。
30位 三井住友カード ゴールド(NL)
無料化と高還元で人気急上昇。普段使いでのお得に競争軸をシフト。
普段使っているDELLの薄型高性能ノートPC XPS 13(9300)ですが、これもなかなか超速で使いやすいのですが、新しいモデルはタッチパッドがなくなり、キーピッチも広めになったようでほしくなりました。まずボタン関係がなくなって未来的なデザインとなってます。めちゃくちゃかっこいいです。性能もCPUは第12世代Coreプロセッサ(開発コード名:Alder Lake)と抜群です。
今使っているモデルも、2020年製でCoari7、メモリ16G、ストレージSSD1T、タッチパネルと使いやすいですが、タッチパッドがあるのとないのとでは結構操作性や見た目も違いそう。
■最新モデル記事↓
XPSノート
恒例の日経ヒット番付2021年 30位まで。1位はTikTok売れ、2位ウマ娘プリティーダービー
1位TikTok売れ
2位ウマ娘プリティーダービー
3位シン・エヴァンゲリオン劇場版
4位昭和・平成レトロブーム
5位格安SIM ahamo/povo/LINEMO
6位マリトッツォ
7位キリン一番搾り 糖質ゼロ
8位BTS
9位ピッコマ
10位Visaのタッチ決済
11位カントリーマアム チョコまみれ
12位格安越境EC
13位アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶
14位桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~
15位ファインバブルシャワーヘッド
16位くちばし型マスク
17位米化オートミール
18位ケイト リップモンスター
19位東京リベンジャーズ
20位アリエール 除菌プラス ジェル
21位Yogibo
22位BASE FOOD
23位丸亀うどん弁当
24位VLOGCAM
25位シームレスせんマグ
26位後払い決済
27位ふしぎ駄菓子屋 銭天堂
28位テレワークスーツ
29位ザージーパイ
30位ワクチンフィーバー
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00549/00001/
1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書
◎増刷に次ぐ増刷。早くも8刷、7万部突破!!
◎一流プロ365人が贈る仕事のバイブル
◎全424頁のまさに永久保存版
かつてない7つのこだわり
7つのこだわり
稲盛和夫氏、王貞治氏、井村雅代氏、山中伸弥氏、佐藤可士和氏……など、
ジャンルを超越した豪華ラインナップ。
『致知』だからこそ実現できた究極の仕事の教科書です。
40余年の歴史を持つ『致知』の1万本以上に及ぶ人物インタビューの中から、
編集長と編集部が総力をあげてセレクトした傑作選。
企画構想から制作まで丸1年半。
深い思いが詰まった永久保存版です。
各界第一線で活躍する方の仕事術や発想法に触れられるのみならず、
深い人生体験に根ざした哲学・思想も味わえることで、仕事力とともに人間力も身につきます。
コンパクトな分量でありながら、ずしりとした読み応え。
就寝前や出勤前の3分間、ページを開くことで、
確実に仕事のスキルアップ・人間力向上へとつながります。
読めば思わず目頭が熱くなる感動ストーリー。
思わず誰かに話したくなる話が満載で、
会社の朝礼や幹部会議、結婚式等でのスピーチ、社員教育にも使えます。
「ネタの宝庫」として活用度大。
書店では一切販売されていない『致知』の記事は、
これまで定期購読者でしか読むことができなかったもの。
本書に収録される内容の大半が、一般向けには初公開の記事となります。
当時32歳だった孫正義氏の記事「脳みそがちぎれるほど考えろ」や、
伝説のアシックス創業者・鬼塚喜八郎氏、相田みつを氏など、
貴重なインタビュー記事を一挙公開。取材当時の生々しい興奮や熱が伝わってきます。
1、一流プロ365人、超豪華ラインナップ
稲盛和夫氏、王貞治氏、井村雅代氏、平尾誠二氏、羽生善治氏、柳井正氏、山中伸弥氏、佐藤可士和氏、森岡毅氏……など、ジャンルを超越した豪華ラインナップ。『致知』だからこそ実現できた究極の仕事の教科書です。
2、全424頁、永久保存版
創刊42年の歴史を持つ『致知』の1万本以上に及ぶ人物インタビューの中から、編集長と編集部が総力をあげてセレクトした傑作選。500日の制作期間に加え、42年に及ぶ歴史によって紡がれた、まさに永久保存版です。
3、仕事力と人間力が身につく
各界第一線で活躍する方の仕事術や発想法に触れられるのみならず、深い人生体験に根ざした生き方の哲学も味わえることで、仕事力とともに、人間力も身につきます。
4、1日1話形式で、1年間読める
インタビューの精髄のみを抽出したコンパクトな分量でありながら、ずしりとした読み応え。就寝前や出勤前の3分間、ページを開くことで、確実に仕事のスキルアップ・人間力向上へとつながります。
5、胸が熱くなる感動秘話も満載
読めば思わず目頭が熱くなる感動ストーリー。思わず誰かに話したくなる話が満載で、会社の朝礼や幹部会議、結婚式等でのスピーチ、社員教育にも使えます。「ネタの宝庫」としても活用度大。
6、『致知』読者でしか読めなかった記事を初公開
書店で一切販売されていない『致知』の記事は、これまで定期購読者でしか読むことができなかったもの。本書に収録される内容の大半が、一般向けには初公開の記事となります。
7、幻の秘蔵記事も一挙集結
32歳当時の孫正義氏の記事「脳みそがちぎれるほど考えろ」(1989年)や、伝説のアシックス創業者・鬼塚喜八郎氏、相田みつを氏など、貴重なインタビュー記事を一挙公開。取材当時の生々しい興奮や熱が伝わってきます。
++++++++
※コメント:日本国民に届くことを期待
この本を読んで、若い人がネットや鵜呑みで疑う力だけではなく、自身で突破する力と勇気をもってもらいたいと心から願っています。365人のメッセージが日本国民に届くことを期待しています。山本康博様(損保ジャパン顧問)
※アマゾン、販売ページ
国内宿泊累計が過去最高の8,859万人泊(前年比11.2%増)。1位は東京。日本人の延べ宿泊者数は4億2,043万人泊。合計では5億902万人泊。結構な宿泊ビジネスとなります。
■日本人+外国人ALL総合
1位 東京都 6120万人泊
2位 大阪府 3576万人泊
3位 北海道 3527万人泊
4位 千葉県 2518万人泊
5位 沖縄県 2283万人泊
6位 静岡県 2141万人泊
7位 神奈川県 2035万人泊
8位 京都府 1828万人泊
9位 長野県 1821万人泊
10位 愛知県 1729万人泊
■外国人のみ順位
1位 東京都 2177万人泊
2位 大阪府 1389万人泊
3位 北海道 818万人泊
4位 京都府 571万人泊
5位 沖縄県 525万人泊
6位 千葉県 406万人泊
7位 福岡県 316万人泊
8位 愛知県 291万人泊
9位 神奈川県 252万人泊
10位 山梨県 219万人泊
※2019年2月28日公表、国土交通省宿泊旅行統計調査平成30年・年間値(速報値)、
筆者が経済界にて連載をしている”プロマーケッター山本康博の勝手に商品鑑定(第25回) ”の商品をご紹介します。
■新型プルームテックはアイコスに勝てるか?
”2020年に東京オリンピック・パラリンピックが開催されるにあたって、飲食店などでの喫煙がますます制限されそうです。こうした状況で、火をつけない加熱式たばこがますます注目を浴びることは容易に想像できます。今回は、新型プルームテックの特徴と、競合製品との違いを考察します。 新型プルームテックはどこが変わったのか? 旧型から大幅に改善された新型プルームテック 筆者は本連載にて、加熱式たばこ特集を過去4本書いているので、今回も引き続き、JTがフィリップモリス社のアイコスに対抗するために投入した新型のプルームテックプラスを取り上げてみたいと思います。
筆者自身が新型プルームテックを吸って比較した感触では、旧型に比べて驚くほど劇的に「たばこ感」が上がっていると思います。個人的には旧型の2倍以上のたばこ感がありました。これは、購入する前に想像イメージした以上の出来栄えだといえます。本体は旧型の倍以上の大きさになっていますが、いざ吸ってみると吸い口の安定感や吸い心地、持ちやすさなどが相当に改善されています。
キットの値段もアイコス 3は1万980円ですが、プルームテックプラスは半値以下の税込み4千980円の設定で、お得感があります。2019年1月29日14時発売の新型プルームテックを狙って、公式ページのネットオンラインショップから注文をかけましたが、閲覧が集中して、なかなか繋がりませんでした。結局、決済完了までに90分も要してしまいました。ちょうど90分後には、すでに売り切れ表示が出ていたので、一瞬でなくなってしまったようです。 それだけ、今回の新型プルームテックは期待されていたのでしょう。
プルームテックとアイコスなど他社製品との違い 加熱式たばこは、加熱時に発生するいわゆる『とうもろこし臭』が嫌われており、若干敬遠されているために、先行するアイコスが加熱臭を軽減する新商品を投入するなど、加熱式たばこ市場は活気を帯びています。JTの開発した低温加熱式たばこは、アイコス(フィリップモリス社)やグロー(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ社)と違い、たばこ葉を直接加熱するのではなく、まず、グリセリン溶剤をリチウム電池で過熱します。そこで発生した低温蒸気が、たばこ葉カプセルを通り、体に摂取されるという仕組みです。
どの商品も、リチウム電池で加熱してスチームを利用して喫煙するという構造についてはほぼ同じですが、JTのプルームテックだけがタバコ葉を直接加熱せずに吸えるという違いがあります。 そのために、アイコスやグローのように、過熱した際に出てしまう「とうもろこし臭」がないのが特徴であり、逆に「たばこ感」が弱いと言われていた原因です。今回は、そのタバコ感を強化するために新型が投入されたというわけです。 また、今回のデザインの特徴は、JTが海外で既に販売している加熱式たばこ「Logic PRO」をベースにしていると思われます。海外ではリキッドにニコチンを溶かして蒸気化して吸う加熱式たばこが主流なのですが、日本では法規制のため販売できず、致し方なくニコチン溶液ではないグリセリン加熱式たばこが一般化したのだと思われます。 新型プルームテックの構造、仕様、特徴 新型プルームテックプラスの構成部品 新型プルームテックプラスは、おおまかに4つの構成部品で成り立っています。左から充電式リチウム電池、グリセリン、グリセリンホルダー、たばこ葉カプセルです。これらを連結してリチウム電池についている丸いボタンを3回押して起動させると、すぐに蒸気が出てきます。
■新型プルームテックと旧型の仕様の違い
プルームテックは写真の上が新型で、下が旧式となります。見ての通り、新型は倍くらいの大きさとなっていて、存在感がかなりあります。リチウム電池の容量も3倍くらいあります。 また、前述したタバコ感の工夫の他にも、今回大きく違うのが加熱温度やグリセリンが目で見えるようにしている点です。旧型は、グリセリンの残量が見えないために、あとどれくらい使えるのかが分かりませんでした。新型はグリセリンカプセルの窓が本体についていて残量が見えるので安心感があります。
さらに、充電容量が増え、充電速度も向上しています。リチウムの電池容量は旧型が 190mAh、新型が610mAhと3倍くらいになっています。入力出力は旧型は1.0アンペアでしたが、新型は1.5アンペアとなってます。 一点だけ、非常に残念なのは、リチウム電池の指し口が現在主流のUSB端子Cではなく、向きが一定の台形型であるタイプBであるところです。
スマートフォンではタイプCが主流のため、コンセントの流用が出来ない点が非常にもったいないと感じます。ただ、説明書には、専用の充電器を使うように指示されているので、同梱されている充電器を使う分には全く問題がありません。
仕様詳細:低温加熱式40度。販売価格税込み4千980円。発売開始日2019年1月29日。専用たばこカプセルとカートリッジ使用。味バリエーションはレギュラー2種とメンソール2種各500円。たばこカプセルのみ従来品と互換可能、1カプセル50パフ、フル充電250パフ可能。充電時間約90分。起動は本体中央のボタンを3回押す。ボタン3秒押で電源オフ、充電方式はマイクロUSB-Bタイプ。電池容量610mAh。
■プルームテックの充電方法の違い
新型はリチウム電池の充電方法も変わります。従来は、写真上にあるように、コンセントに直接挿して、充電が終わるのを待つというものでしたが、新型は、USB-Bタイプのコードをリチウム電池に差し込む方式となっています。従来品は壁に出っ張る為に、足が引っかかったりして破損のリスクがありましたが、新型ではコードがあるためにリスクは軽減されていて、使い勝手がよくなっています。
■ 新型プルームテックの味のバリエーション展開
新型の味については4種類あり、①メビウス・マイルド・ブレンド・フォー・プルーム・テック・プラス、②メビウス・ロースト・ブレンド・フォー・プルーム・テック・プラス、③メビウス・クリア・ミント・フォー・プルーム・テック・プラス、④メビウス・コールド・ミント・フォー・プルーム・テック・プラスが用意されています。一箱に、たばこカプセルが5個とリキッド容器が入っています。 旧型のプルームテックについても、廃盤となるわけではなく、継続販売され、写真のように、リチウム電池部分にデザインされたファッショナブルな商品としてブラッシュアップされています。
大きさが新型に比べ小さく、見た目が洗練されているため、おそらくはオシャレ感を打ち出す方向へと舵を切ったのではないかと思われます。
結論:新型プルームテックはアイコスに勝てるか? ここまで述べてきたまとめとなりますが、結論を言いますと、新型プルームテックがアイコスに勝つことは難しいと思います。ただし、たばこ感の強化や使い勝手など旧型から改善された部分も多く、一定の層にはジャストミートして地位を確立するのではないでしょうか。 *本記事はタバコやパイプ煙草の推奨や宣伝する目的では全くなく、商品分析のために書かれたものです。タバコは人体に有害とされているため推奨されるものではありません。
※筆者の過去記事はこちらから
筆者がビジネスジャーナルにて連載をしている山本康博「なぜあの商品はヒットしたのか/しないのか」にて書いている商品をご紹介します。昨年10月頃からドラッグストアやコンビニエンスストアで売られている、上あごに貼り付くトローチ「ピタス」がインターネット上で密かなブームになっているようだ。
インフルエンザが猛威を振るっている今冬は特に、喉の炎症や殺菌に気をつけなければならないが、普通のトローチでは仕事中や話している最中に口に入れているのは相手に失礼になるため、上あごに貼り付いて10分から20分ほど口の中でゆっくりと有効成分が溶け出して喉の炎症を抑え、殺菌をしてくれたり、はれを抑えてくれるのは非常にありがたい。さらに、指定医薬部外品なのパッケージデザインがとってもオシャレで、財布や手帳に挟んで持ち歩けることも素晴らしい。
ネット上のコメントを見てみると、特に接客業の人々の間で口コミで広がっているようだ。開発したのは、チオビタドリンクで有名な製薬メーカー、大鵬薬品なので安心して使用できる。 使用してみた感想 筆者もコンビニで買って試してみたが、まずパッケージがオシャレなので買いやすい。包装を開けてみると、アルミパックに入れられたトローチが3つに切り取れるようになっていて、それぞれに直径約1.5cm、円形で半透明なピンク色のトローチが入っている。ひとつずつ切りはなせるので、財布などにも手軽に入れられそうだ。
また、アルミ包装には可愛く「PITAS」とピンクのロゴが並んで印刷されていて、Aの文字がハートマークだったりとなかなか消費者を喜ばせてくれる工夫がされていて、開発者の遊び心がうかがえる。 袋から出した円形のトローチは、一度舌の先端にのせてから、上あごにペタッとくっつける。非常に簡単で誰でもできるだろう。また、上あごにつけたら何もせずに普通にしゃべることができ、違和感のない快適なつけ心地でとても良い。味はピーチ風味なので口の中に桃の香りがして、気分も良くなる。持続時間も15分程度なので、ゆっくりと成分が溶け出して喉のイガイガがなくなった。ちなみに眠くなる成分が入っていないため、昼でも服用できるようだ。 とっても簡単、使い方説明 マーケティングの視点から分析
この商品はマーケティング的にいうならば、企業が考え、つくり出した商品を店頭で並べて売るという姿勢ではなく、顧客ですら気がついていない不満ニーズを汲み取って解決策を提示したという意味で、「デザインマーケティング」発想から生まれた商品だといえる。最近ではテレビCMも見かけるようになってきたが、あえて大々的にプッシュ戦略をとらず、じわじわと口コミを狙って広げていくという戦略は成功していると感じる。 価格は12個で400円程度と手軽な金額設定となっており、1枚当たりに換算すると30円ちょっとなので、他のトローチやのど飴よりも安いのではないか。 これからの時代は、企業が開発した商材を商品化するという発想から、真に顧客が望んでいるものを市場に投入して、顧客が困っていることを助けていくという姿勢が大切になってくるため、この商品はまさにこうした考えに基づいて販売されている優秀な商材だと感じる。そのため、営業担当者も人助けだと思って、自信を持って顧客への説明や販売活動をすることができる素晴らしい商材だ。
■商品説明 大鵬薬品工業「ピタスのどトローチ」指定医薬部外品 市場価格は、12枚入り400円程度と、3枚入り180円(税抜き)
※本連載の過去記事はこちらから