意凍ism ~イコオル・イズム~

個人的な日記のようなメモと、H20で大殺界を抜けた土星人(+)としての生き様を、気楽に書き連ねていこうと思います。

竹中平蔵の議員辞職に想う

2006年09月16日 13時53分23秒 | つぶやき
竹中総務相、参院議員辞職を表明 (朝日新聞) - goo ニュース

小泉首相の退陣に合わせての議員辞職。
当然指摘されているように、選挙に立候補して当選しその任期を終える前に自ら辞職することは、ルールとしては間違っているように思える。

しかし、私は違う感想を持った。
一言で言うと、金や名誉のためではなく、日本を良くするための手段として政治家になることを決めたんだろうな、ということ。
何もしない(できない)のに、政治家という名前に固執し、選挙のためだけに活動する政治家も少なくないと思う。それは、何のために政治家になったかという目的を失ってしまっているのだろう。
あくまでも、政治家になるのは「手段」であり「目的」ではないはず。

竹中さんは、小泉首相の元であれば、(実際に良いかどうかは別として)自分の信じる日本のための政策を実現できると判断し、小泉首相に勧められるがままに政治家になったんだろう。
しかし、小泉首相が表舞台から退いた後は、一政治家として辣腕をふるうには力不足だろうと、自分のことはよく分かっているはず。それなら、一民間人、エコノミストとして活動しようと思ったのだろう。
中に入ってみて、余計に政治の世界のしがらみや汚い部分も目にしたのだろうし。

そういう意味は、潔い判断。ルールは違うかもしれんが、「筋」は通していると評価したい。(ちょっと新刊雑誌「KING」の一文を拝借しました。)