人生の日の出Ⅱ「Hero's りんくう校」編

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年功序列制廃止と師弟の関係・・・

2011-05-04 21:54:12 | 日記・エッセイ・コラム

 ただ今、ゴールデンウイーク中・・・

就活は、一時お休みです。・・・なので、昨日に続いてコラム的なお話・・・

日本では、昔から師弟関係のようなものがあった。・・・

子供たちは、親から教わる。・・・

サラリーマンなら、上司に教わる。・・・

職人は、師匠に教わる。・・・

独自に、事をなす人でも誰かに感化されたり、影響されたりして・・・教わる。・・・

日本人は、独自の師弟関係を築きながら、自らを磨いて世の中に出て来た。・・・

外国に比べると、かなり本人に入り込んで、教育する。・・・情熱を持って、自分の子供や弟子に、苦労して手に入れた技や常識をたたき込む。・・・妥協しない。・・・

吸収した技や常識と自分で確立した新たな技を持って、人に接する。・・・だから、そういう人は信頼できる。・・・その人に、弟子が付く。・・・こんな流れだった。・・・今までは・・・

企業は、人件費の削減から年功序列もなくなりつつあって、年長者や熟練者はいらなくなった。だから、新入社員が来ても教えられないし、教えている余裕もない。熟練の経験や常識を、若者は知らない。・・・そこへ、中途半端な上司が教え方も未熟なのに、コミュニケーションが取れない、すぐ辞める、付き合いが出来ない、してくれないと、ぼやく。・・・そして、教育を別メニューとして外注の企業や、コンサルタントに依頼する。・・・ますます、その企業の考えや進む方向から遠ざかる。・・・何も、団塊の世代が経験したような企業戦士になれとは言わない、彼らが経験した良い処を教えてあげれば良い。・・・会社のために、命や家族やお金を犠牲にする事ではない。・・・その辛さは、団塊の世代が一番知っている。知っているから、そうならないように教えてやらないといけないのだ。・・・

2000年からの10年。・・・この間に、団塊の世代がきっちりと、正しく、真剣に、企業の方向性や後世に伝える道筋を付けられていれば、今のような就職難や長期にわたるデフレには、なっていなかったのではないだろうか?・・・残念ながら、この10年もスパイラルに落ち込んで、成果主義を打ち出し、どんどん人を切り始め、企業も、彼ら熟練者が教える為の機会も地位も与えようとしなかった。・・・

成果主義が、悪いわけではない。・・・しかし、対応できる職種とそうでない職種が、当然にある。・・・何もかも、競争社会だから、民主主義だから、という事で切り刻んでしまったのはどうだろうか?・・・当然、教育も然り。・・・

ただ、時間がないのは確かだ。・・・研修もそこそこに、一刻も早く出来るようにして現場に出す。あまりかまってられないから、個人に任せる。任された個人は、必死になって半単独で事にあたる。・・・出来る人間なら良いが、全員出来る訳ではない。・・・挫折、落ち込み、悩む・・・

更に、誰もかまってくれないし、的確なアドバイスもないまま、孤立。・・・気づいたら、辞めていた。・・・気づいたら、うつ病に掛かってた。・・・気づいたら、世の中からいなくなっていた。・・・

しっかりと、企業の中で、技術や常識や蓄積された経験の裏付けのある知識を、話したり教えられる熟練のベテラン社員を雇っておく必要性があると思う。・・・

一個当たりの売り単価を落とすために、日本人の労働の価値を落として、質も落としたのでは、本末転倒である。・・・

熟練された技や知識は、簡単には得られない。まして経験による知識は、並々ならぬ努力が必要となる。・・・そして、鋭く正確な感が働くようになる。・・・

更にその感が、リスクマネージメントとなる。・・・

自分の会社を、お店を守るため、絶えず感を働かせ、リスクを考えて行かないといけない。・・・そんな時、やはり経験や経験者の言葉が生きてくる。・・・

感もない、経験もない、経験者の助言もない。・・・ならどうする?・・・

感もある、経験もある、助言もある人間が、全社員に分かるようなマニュアルを作成するべきである。・・・実際に作って成功している企業もある。・・・

ただ、膨大な項目が必要になり、絶えず更新していかないといけない。・・・その辺の会社の社員規則では、てんで話にならないような、とんでもなく細かいのが必要となる。・・・

しっかりと、個人主義を確立し、成果主義を成功させている企業(海外企業)は、こういう事をきちんとしている。・・・

と、長~く話して来ましたが、今回のユッケ問題の話。・・・

あの社長が悪いわけではない?お肉屋さんが悪いわけではない?行政の不作為が悪いわけではない?・・・

今日話したことが、関係しているような気がする。・・・

事故は、未然に防げたはず。そうでなければ、全国の焼肉屋さんで毎年数十人以上の食中毒患者が発生し、話題になっているはずである。・・・きっちりとやっているお店は、安心できるし、ちゃんと情報も共有しているだろう。・・・

正しい事をきっちりとして来て、尚更問題が出て商売や仕事に影響するなら、行政に対して不作為を理由に訴えを起こしたら良い。問題提起は、こうするんだ。・・・

事故が起こってから、行政や社会に責任を転嫁するような会見は、おかしくないかい?・・・

ユッケは、うまいねん!・・・食べられなくなるやんか~・・・本当は、要注意ぐらいで済む話だったんじゃないの~?・・・なんで?何人も死んでいくねん!・・・おかしいやろぉ~・・・

震災のあとなのに・・・

力を合わせて行かないといけない時に・・・

不信感を抱かせるような、事件は・・・

まっぴらごめんで、ありんすぅ~・・・・・・

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