仮歯と学生面接・・・

　今日は、午前中に宣伝用「のぼり」の設置と、駐輪場に柵が無いので「三角コーンと虎棒」（工事現場にある立ち入り禁止の三角形のコーン・赤い奴と虎柄の棒）、黄色いコーンで仕切りを設けた。・・・駐輪場に柵がないから、敷地から外れると１ｍほどの段差があるので危険だからである。・・・

その後は、ＰＯＰを作ったりした。・・・お昼には、また歯医者へ行かないといけない。正直、もう勘弁してほしいのだが、治療は続くのだ。・・・

決して、虫歯ではない。・・・確かに、前回の口腔外科での手術では、歯の根っこが炎症を起こして化膿したから抜いてしまったが、今回のは、前歯の色が黒ずんで来たからなのだ。・・・

元々、虫歯の治療を何十年前に済ませていた処だが、中の神経が腐食して歯の表面が黒ずんでいるらしく、治すには削り取って「かぶせ」というものをしないといけないらしい。・・・

要は、本来の歯を削って、強化プラスチックか、セラミックなどで作り替えるらしいのだ。・・・当然、セラミックは保険適用外。・・・３万～４万掛かるらしい。・・・今の時期に自分の為にそんな出費は到底できないから、「保険適用の超合金でお願いします～」と、親父ギャグを使う。・・・

今日は、それを削り取って、台座になる歯を作り、型を取る予定。・・・

前回は、時間に間に合わ無かったが、今回は大丈夫。・・・

時間待ち中に、来ていた子供が備え付けの機械から、「お茶」を飲んでいた。・・・この歯医者には、水やお茶が出るサーバーが設置されている。・・・

「これは！良いんじゃないか！」・・・以前なら、なんとなく見ていたが、今回は自分の店舗にあれば、良いサービスになる。・・・

こういう機械は、ほとんどがレンタルサービスだったりするし、中のお茶やコーヒーなどを定期的に購入するシステムだ。・・・早速、機械の製造元か設置元を確認する。すぐさま、手帳に書いて後で店舗から連絡してみよう。・・・高ければ諦めるけど、こういうのはあれば便利だし、良いサービスにもなる。来店時の接客用に使えるし、我々でも助かる。・・・ただ、ランニングコストを聞かないと話が見えてこない。・・・毎月の事だから、経費の計算が大事。・・・

そうこうしていると、先生から呼ばれた。・・・

ホントはね、少し削って土台として残して治療すると思っていた。・・・けど、・・・ほとんど・・・ない！・・・

ホントはね、この前歯、好きだったんだよ・・・

小学一年の時、冬に白浜へおとんとお母んと、親戚の家族と出かけた時。・・・はしゃいで白良浜で後ろを見ながら走ってたら、誰かとぶつかった！・・・

同じ小学一年生の、丸坊主の子だった。・・・その時、私の前歯が二本折れ、彼の額に傷をつけてしまった。・・・彼は、お寺さんの子供だったらしい。・・・

その後、生えて来たのが今の前歯。・・・だった。・・・

一本無くなりました。・・・彼と正面衝突しなければ、今のようにウサギみたいな大きな前歯には、なっていなかったかも知れない・・・自慢の前歯だったのに～・・・

がっくりしたが我慢した。・・・予定の時間を一時間も過ぎて、ようやく「仮歯」を設置。次回、土台の方どりをするらしい。今日は、新たな前歯の虫歯と歯垢取りで手こずったらしい。・・・

お金を払い、次回の予約を入れ、歯医者を出た。・・・車の中で「仮歯」を見てみたら、なんと！まったく同じ歯がくっついている。「これが、人工的に造った前歯なのか！」・・・仮歯だけれど、きれいだ。・・・

人間。年を取ってくると、歯にガタがくる。・・・その内、入れ歯にもなるだろう。・・・まだまだ、先の話と思っていたのだが、どんどん人工的なものが多くなってくる。・・・仕方ない。・・・

店舗に戻ったのが、もう夕方。・・・

面接は、二件。・・・一件目は、１８時。二件目は、１９時。どちらも学生さん。・・・

少し軽めに何かを食べておこうと近くの「なか卯」へ・・・

歯医者では、食事は３０分後から出来ますからと言われていたから、もう今で一時間経っている。・・・

「ワフウギュウドン・ナミ！」・・・自販機で買うと、そうアナウンスする。・・・

食事を済ませて店舗に戻り、さっきメモったお茶の機械屋さんへ連絡してみる。・・・数日後に説明に来てくれる。・・・話の内容が良ければ、使わせてもらう。・・・

そうこうしている内に、予定の１８時が迫って来た。・・・１０分前。・・・来ない、気配さえない。・・・「これだぁ～。せめて１０分前には来てくれよ～」・・・ブツブツ言う。・・・

１８時。・・・電話が鳴る。・・・「すいません！道に迷ってしまいました～」・・・困っている様子。・・・詳しく経路を話し待つ事３０分。・・・普通、話したところからなら、歩いて１０分なのに、なんで～？・・・彼は、バイクだったのだが？・・・

面接が始まった。・・・話を聞くと、一時間前に家を出て、迷ってしまって、あちこちウロウロしたらしい。・・・どうやら、方向音痴らしい。・・・

「私も、方向音痴だから仕方ないけど、前もって準備していれば解決できるぞー」・・・一喝・・・

彼は、まじめな性格だけれど、うそつきではない。若さゆえという処だ。・・・第一、前向きで明るい。・・・即、採用決定した。・・・

続いて、１９時。・・・またまた、来ない。・・・「もう！どいつもこいつも！」・・・

仕方ないので、半ばあきらめて、別の事をし始めた。・・・

「ゴトッ！」・・・何か音がしたので、入口に向かうと、何も言わずに入って来た青年。・・・「玄関を入る前に、まずは挨拶をするべきだろう！人がいようがいまいが、それが礼儀だ！」・・・またもや一喝！・・・

そして、面接開始。・・・だが、話が流れない。・・・一通り話して、「残念だが、採用できません！」・・・「まずは、所定の時間に連絡すべきだ！」・・・「えっ？連絡入れましたよぉー１７時に～」・・・はぁ～？・・・実際は、ここへは連絡が入っていない。・・・彼は、連絡先を間違えた。・・・はずなのだが・・・いかにも、連絡したという「行動」を正当化しようとしている。・・・

彼は、その対処法を知らないらしい。・・・

普通なら、「あっ！申し訳ありません。私は、間違えて違う処へ連絡してしまいました。こちらに連絡したと思っていたもので、私のミスです。申し訳ありません。」・・・と言うのが人の道。・・・まず、ミスを認める。謝罪する。・・・行動自体が正当かどうかの判断は、相手がするものである。話は、それからなのだが・・・とにかく、不採用です。・・・不採用！・・・

１８時の彼も１９時の彼も、どちらも予定時間に遅れた。・・・違いは何か？・・・

１８時の彼は、ただただ、目的地に着くために頑張った。相手の気持ちも考えながら・・・１９時の彼は、初めから間違えている。時間に遅れた事などどうでもいいのだ。突発的な現象にどう対処したか、なのだ。・・・初めに挨拶なしに入って来たこと、その後自分のミスに気付きながらも謝罪がうまくできなかった事などがあげられる。・・・

こういう事は、子供の頃に身に着くものだ。・・・頑張れ！１９時の彼。・・・大変だろうけど・・・

そして、帰宅。・・・

明日は、堺で研修。・・・そして、オープン！・・・告知は、５日。・・・

明日に、期待！・・・