人生の日の出Ⅱ「Hero's りんくう校」編

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反抗期?・・・

2012-09-14 00:42:59 | 日記・エッセイ・コラム

  「おつかれさまでした~」・・・

今日からのエンジェルが帰って行きました。予定していた生徒がキャンセルになり、一時間早めに終了して貰いました。・・・

「頑張ってくださいね、色々アドバイスも受付中です~!」・・・「ハイ!」・・・

それから、スタッフSと話をしました。・・・

どうしても、入塾当初から「話さない」生徒がいます。まったく講師や私とも声を交わしません。でも、友人同士や家では話しているんです。教室でも、友人同士の会話なら声を聴けました。・・・

大変難しい指導です。・・・説明や解説は全て一方通行です。分かっているのか、どこが分からないのか、知る由もなく、ただただ全てを解説するしかありません。・・・

何人かのスタッフは、「無理」「出来ない」「拒絶している」などと思って、苛立ちさえ持ってしまったりしてきました。・・・それでも、その子は必ず来るんです。何も言わず授業を受けて帰ります。・・・

今日の話で、・・・

私は毎回見送りをしています。全生徒をそれぞれ見送って、状態を見極めています。・・・出来ているのか?納得しているのか?何かに悩んでいないか?不満はないか?など・・・

今日その子に、「気をつけてね~」と言うと、軽くお辞儀をしました。機嫌が良い証拠です。悪ければ、プイッとして帰ります。・・・

その事をS講師に話しました。・・・そして、話が出来ない、コミュニケーションのとれない生徒の心情を把握するには、その子の行動をよく観察し分析すれば、おのずとあるパターンが見えて来ますよと、・・・

かつて、接客業をしていた頃、どうしても気難しいお客様がいて、誰も対応が出来ないと言う場面がありました。私は、そのお客様の行動から心理を読み取り、あらゆる可能性を考えて、対応して行きました。初めは失敗だらけですが、その内分かってくるんです。すると、相手も理解してくれようとしているんだな「こいつ」は、と感じ始めていつしかお得意様になって行きました。・・・ただ、私しか対応が出来なかった。これは、お店にとってはマイナスなんです。私はあくまで雇われてますから、いつ何時そのお店から別の店に変わるとも限りませんから、その時はまたクレームが発生してしまいます。・・・お店側としては、誰でも対応できる接客を全員に修得させるか、そういう難しいお客様を排除するかです。・・・

往々にして、「排除」に掛かるのがそこそこの企業、お店になりますね。もうお分かりでしょうが、どんなお客さまでも対応できるように、接客を磨く方が正解なんです。そうして大きく繁盛して行きます。私の知る限り、そこまで出来ている企業やお店などの小売業はあまり見かけませんね。・・・なぜか!接客は「人間」がするからです。いつも前向きな人間はそうなかなかいませんからね。持続も難しんです。・・・大手のコンビニでも、初めは素晴らしい接客が出来ていても、必ず店長、オーナーから崩れ出します。そうなれば、もう無理です。手の施しようがありません。そう言うお店がほとんどなんです。情けないですが・・・

塾でも言える事です。初めは最高の教務だとしても、必ず教室長やオーナーから崩れだし、結局駄目にしてしまいます。だから、あえて私は教務に出ません。・・・いつも新鮮であるがためです。誰かが監査役をしないといけないんです。おんなじようにやってたら、誰が監査できるんですか?その監査役自信が、別の行動に出て全てを崩して行きます。そうなれば、誰も止められませんし、何も言えません。・・・

話は反れてしまいましたが・・・

「彼女の行動を分かってる?髪の毛を触りだすと、戦闘態勢に入るよ!確かに準備までは時間が掛かるが、その行動が出ればガンガンやりだすんだ。」・・・

「えっ?そうなんですか?」・・・

彼は、知らなかったようだ。・・・私はいつも見て来たので、昔取った杵柄ではないが、分かるんです。・・・

「そういう時がピンポイントの指導時期だと思うけど~」・・・

「なるほど!」・・・

「学校に行くと、ほとんどがこういう子かも知れないよね。普通に話が出来る子は少ないかもしれんな」・・・

「いつも思ってるんです。良い経験をさせて貰ってるってあの子に。あの子にどうやって教えて行こうか悩むんですが、先で有効になると思うんです!」・・・

さすがの答えです。・・・素晴らしいです。・・・

彼は、教師を目指しています。単に解説、説明するだけが教師ではない。しっかり子供たちに教育して行く事を学ぼうと来ています。・・・

素晴らしいスタッフがうちにいます。・・・それも、7人も。・・・

感謝してます。・・・

それから、3年生の女子と帰りに長話です。・・・

「なんでやねん!今回のテスト!どないしたんやー!」・・・

初めは、なんだかんだ言ってました。・・・その内・・・

「ママが、うざいねん~」・・・ハァ~?・・・

「事あるごとに、勉強勉強うるさいねん!勉強をちょっと休憩してお茶を飲みに降りてきたら、それだけで、ぶちぶち言うねん。あったま(頭)くるねん!やる気も飛んでまうわー」・・・

なるほど、そういうことですな。・・・

反抗期?・・・違いますな。・・・

彼女はすでに入試モードに入ろうとしています。心がキュウキュウになりかけてるんです。受験者の初めの兆候ですな。・・・

動物たちが、怪我をした時、とても気が短くなります。犬でもネコでも、手負いの場合は下手に触ろうとすると襲ってきます。それは、自己防衛なんです。それでなくても怪我で困ってるし、こういう時が一番弱いという事を分かってるから、全て拒絶するんです。必死です。・・・

「せっかく助けてやろうと思ってるのに~」これは、人間の勝手な解釈ですな。・・・そんなん知るかぁ~てな具合。・・・

人間も、動物です。・・・

どこか、3年生の気持ちに似ている所がありますな~。・・・

こころが、混沌とし始めているんですな。・・・でも、誰もが通る道です。・・・自力で乗り越えないといけません。・・・親は知ってるから余計にあれこれ言いたいし、心配で仕方ないんですな。・・・

こどもたちからすれば、「おーきなお世話じゃ~ほっとけー」・・・

必死に自分を、自分のこころを守っています。・・・

ここは、信じてあげましょう。とても心配ですが、それでも信じてあげましょう。・・・

小言は、私が代弁いたします!・・・

お母さんも、グッと我慢です。・・・辛いですが・・・

こういう事が「反抗期」ではないと思いますよ。・・・

だから、反抗期ではなく、「手負いの中学3年生」ですな。・・・

明日に、期待!・・・今日の出来事でした~。・・・

 

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