今日は中3生を中心に。全員笑顔です。・・・
「じゅくちょう!ほれっ!」と、私立合格証を差し出す専願志望の男子。・・・
「よっしゃ~!」・・・
彼は学校のテストで5教科80点すら出せていませんでした。なぜなら、学校内が荒れていたからです。学級は崩壊し、先生方も疲弊していました。・・・
荒れた生徒ばかりの状況で真面目にすることの危険性がどれだけあるか?相当のものでした。・・・
だから彼は悪に徹したのです。・・・
しかし、彼には将来の夢がある。夢の実現には「大学」へ行かなければなりません。・・・
そうかといって教室で必死にやるかと言えばそうでもない。やらない自分を演じて来て、すでに染み込んでしまっていたのです。・・・
「どうする?」・・・
「オレ!やりたいねん」・・・
「じゃ~やって貰いましょ!」・・・
彼のプロジェクトが始まりました。・・・
周りに悟られないように学習するのです。結構大変です。・・・
しかし、今まで数学で十数点しか採れていなかった彼が、最後の学年末テストで88点を採りました。ただ、英語が全くダメでした。・・・
このままでは高校入試に間に合いません。親御さまとも協議を重ね、私立専願を提案しました。・・・
彼は何度もこう言ってくれていました。・・・
「じゅくちょう!オレ、中1からここでやってればよかった。」・・・
そして、ようやく彼の夢が現実に近付いてきた瞬間です。・・・
「私立合格!」・・・
あのままなら、丸3年間を無駄にしなければいけなかった。しかし、それが無駄にならなかったのです。・・・
これからが、彼の本番です。・・・
「明日から、もう来るな!来んでええ!」・・・
「えーーー?」・・・
「おめでとう!良かったな!」・・・
「高校から課題が出されたら、また一緒に頑張ろう!それまで休みやっ!」・・・
・・・・・・・2020年東京オリンピック・・・・・・・
「じゅくちょう~!オレ!受かったッす~!やったりましたぁ~!」・・・
先日の柔道からレスリングに転向して東京オリンピックを目指す彼です。・・・
「よし!ようやった~!」・・・
「今まで、ありがたした~。」・・・
「なに言うてんねん!まだ終わってヘンわ~!課題が出るさかい、出たらまたやり込むでぇ~」・・・
「ウッス!」・・・
みんながみんな私立合格で、そのまま私立にいく者、来週の公立前期試験を目指す者、3月の後期試験を目指す者、全員ほっと一安心です。これでひとまず、高校という処へは行ける確証が出来たのです。全員「笑顔」です。・・・
2年生の自習組がそのあおりを受けて、「自習出来ません~」と言ってきました。・・・
「すまん!1階でいいか?寒いけど」・・・
「1階イイ!寒くても良い!」という事で、2年生自習組は1階です。学年末テストまであと2週間。・・・
2年生たちには、1階が人気です。なぜなら、静かだからです。(すまん)・・・
来年の今ごろは、今の2年生たちも同じような「笑顔」が見れるようにしたいものです。・・・
こういう楽しい時期も、もうすぐおしまいです。・・・
来週の前期試験で、受験生の半分が卒業します。中には高校でも継続してくれますがしばらくはお休みです。・・・
なんだかんだありましたが、最後は寂しいもんです。・・・
まだ数名結果の確認が出来ていません。たぶん大丈夫だと思います。残っているのは、うちの教室の受験生レジェンドのツートップですから。・・・
明日に、期待!・・・