棋王戦の挑戦者決定トーナメントで優勝した佐藤天彦九段と準決勝で敗れた藤井聡太竜王は敗者復活戦で勝ち残り、挑戦者決定二番勝負で佐藤天彦九段に連勝しました。
渡辺明棋王にすれば分の悪い相手（藤井聡太竜王との対戦成績は2勝12敗）と五番勝負に臨むことになりました。
藤井聡太竜王は来年1月から始まる羽生善治九段と対戦する王将戦と、同じく2月から始まる棋王戦とダブルタイトル戦を戦うことになります。
今年度の藤井聡太竜王の六冠はなるでしょうか。
追記
棋王戦は他の棋戦と違う点は敗者復活戦があることです。ベスト4（準決勝）以上で敗者となった棋士は敗者復活戦に臨むことになります。
今回の場合、準決勝で敗者となった藤井聡太竜王（vs佐藤天彦九段）と伊藤匠五段（vs羽生善治九段）の勝者が決勝の敗者となった羽生善治九段（vs佐藤天彦九段）と対局し、その勝者が挑戦者決定トーナメントの勝者である佐藤天彦九段と変則二番勝負を戦い、その勝者が棋王への挑戦者となります。なお、挑戦者決定トーナメントの勝者には1勝のアドバンテージがあり、1勝するだけで挑戦者となります。それに対して敗者復活戦から4連勝しないと挑戦者になることができません。
藤井聡太竜王は伊藤匠五段と羽生善治九段に勝ち、佐藤天彦九段に連勝したことで挑戦者となりました。
