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ジュリー&ジュリア(映画)

2009-12-20 18:05:55 | 映画
(C)2009 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.

今回の記事は『ジュリー&ジュリア』(2009年、監督:ノーラ・エフロン)です。
アメリカの食卓に一大革命をもたらした伝説の料理研究家ジュリア・チャイルドと、彼女の料理本に登場する524レシピを作りブログに綴ることを決意した現代のOLジュリー・パウエル。この二人の実話の物語。
ジュリア役のメリル・ストリープがとにかく最高です! ジュリーを演じているエイミー・アダムスも可愛い。
毎日を頑張ってみたくなる元気がもらえる素敵な映画でした。

■内容紹介 ※goo映画より
1949年、ジュリア・チャイルドは外交官の夫ポールの任地パリで、芸術的なフランス料理の洗礼を受ける。
好奇心旺盛で食べることが大好きなジュリアは、大胆にも名門料理学校コルドン・ブルーのプロ養成クラスに飛び込むのだった。
それから半世紀を経たニューヨークで、ジュリー・パウエルは夫エリックに励まされながら、ジュリアの著した料理本の全レシピを1年365日で制覇し、ブログに掲載することを決意する。

50年の時を越え、2つの人生がキッチンで出遭った。
ボナペティ!(召し上がれ)


ジュリー&ジュリア

ジュリー&ジュリア


■感想
2つの実話を基にした映画『ジュリー&ジュリア』を観て来ました。
主演は『ダウト ~あるカトリック学校で~』に続いての共演となるメリル・ストリープとエイミー・アダムス。
ダウトの時も良かったですが、ジュリー&ジュリアでもこの二人の共演はとっても良い。
映画でのこの二人の相性は最高だなーと思います。

この映画を観て一番強く印象に残ったのはメリル・ストリープの名演技です。
とにかく最高! それ以外には無い。
大らかで明るく愛情深くてユニークですっごく魅力的なジュリア・チャイルドを見事に演じています。
彼女から感じたことは、人生をエンジョイしているなーというパワフルさ。
彼女を見ていると毎日小さなことで悩んだり迷ったりしてることなんて大したことじゃないんだと思えてくる。
作中のジュリーともども、観た人全員が元気をもらえるに違いない。
僕はジュリア・チャイルドという人をこれまで知らなかったのですが、この映画を観て一気に好きになった。
もう意味も無く「ボナペティ!(召し上がれ)」って口ずさんでしまいそう。

ジュリアの料理を実践していくことになるジュリーを演じたエイミー・アダムスも良かった。
ショートヘアなエイミーがまた可愛い。
そんな彼女が現代を生きる悩める女性を上手く演じていたんじゃないかと思います。
僕は男ですが、共感できる面はたくさんあった。
自分だけが取り残されてしまったんじゃないかなという不安は心の何処かにある。
そんな自分に負けたくなくて、大好きで尊敬するジュリアの料理を1年で制覇するという目標を自分に課すジュリー。
もちろん上手くいかないことや失敗もあってへこんでしまうことだってある。
けれど心の中に掲げる大好きなジュリアの姿に励まされ、前へと進んでゆく。
魅力いっぱいのジュリアのパートで元気がもらえるのと同様に、等身大のジュリーのパートでも日々を頑張ってみたくなる勇気がもらえます。

映画はジュリアとジュリーのパートが交差するように描かれ進んでいきます。
この二つのパートの混ぜ方がまた絶妙な感じで良かった。
最初はまったく別々な感じで進んでいく二人の物語なのですが、後半に進むにつれ少しずつ絡み合ってくる。
特に上手いと感じたのは、ジュリーが落ち込んだところで、ジュリアの魅力いっぱいのパートを入れているところ。
ジュリアだったら私のようには落ち込んだりはしない。
彼女が自身の心の中に抱くジュリアから元気をもらったんだということを、観客自身も同様に元気をもらうことで感じることができる。
ジュリアの魅力は引き立ち、ジュリーの等身大の身近さがますます高くなっていきます。

『ジュリー&ジュリア』はフランス料理を扱った映画ではありますが、料理自体はそれほどクローズアップされていません。
なので料理を見るというよりは、二人の魅力的な女性の生き方から元気をもらえるドラマ。
そんな風に捉えておいた方が良いです。
メリル・ストリープが演じるジュリア・チャイルドは一見の価値は絶対にあります。
機会があったらぜひ観てみてください。

映画データ 
題名 ジュリー&ジュリア 
製作年/製作国 2009年/アメリカ 
ジャンル ドラマ/料理 
監督 ノーラ・エフロン 
出演者 メリル・ストリープ
エイミー・アダムス
スタンリー・トゥッチ
クリス・メッシーナ
リンダ・エモンド
メアリー・リン・ライスカブ
ジェーン・リンチ
フランシス・スターンハーゲン
ヘレン・ケアリー
ジョーン・ジュリエット・バック
クリスタル・ノエル
ヴァネッサ・フェルリト、他
メモ・特記 実話を基にした映画 
↓受賞
2009年NY批評家協会賞 女優賞
(メリル・ストリープ) 
おすすめ度★★★★
(★は最高で5つです。★:1pt, ☆:0.5pt)

■Link
+⇒公式HP(Japanese)
+⇒ジュリー&ジュリア - goo 映画

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
良さそうですね (Matthew)
2009-12-21 00:01:56
こんばんは。
とても、素敵なストーリーの映画ですね。
地元に来てくれる気配は、微塵もありませんが・・・
「サンシャイン・クリーニング」の例もあるので、もし、来てくれたら、是非、観に行きたいと思います。
返信する
日本インターネット映画大賞募集中 (日本インターネット映画大賞)
2009-12-21 18:07:20
突然で申しわけありません。現在2009年の映画ベストテンを選ぶ企画「日本インターネット映画大賞」を開催中です。投票は1/14(木)締切です。ふるってご参加いただくようよろしくお願いいたします。
なお、twitterも開設しましたので、フォローいただければ最新情報等配信する予定です。
返信する
コメントありがとうございます (ichi-ka)
2009-12-23 15:09:59
>Matthewさん
素敵な映画でしたよ。
機会があったらぜひ観てみてください。オススメです。

>日本インターネット映画大賞さん
今年は参加しようかなと考えてます。投票用のトラックバック記事書けたら書きます。
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