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アリス・イン・ワンダーランド(映画)

2010-05-16 00:43:00 | 映画
(C) Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.

今回の記事は『アリス・イン・ワンダーランド』(2010年、監督:ティム・バートン)です。
ルイス・キャロルの名作『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』を基に19歳となったアリスの新たな冒険を描いたファンタジー。
主人公のアリス役を新星ミア・ワシコウスカが好演しています。
が、ど派手なメイクで帽子屋を演じたジョニー・デップの方が目立っちゃってますね。
アン・ハサウェイもやっぱり可愛かった。

■内容紹介 ※goo映画より
想像力豊かな19歳のアリスは、退屈な男ヘイミッシュから求婚され、困惑して逃げ出してしまう。
すると彼女の前に懐中時計を持った白いうさぎが現れる。
うさぎのあとを追ったアリスは、あやまってうさぎの穴に転がり落ちてしまう。
アリスがたどり着いた先は、アンダーランドと呼ばれるワンダーランド(不思議の国)。
その不思議な国は、独裁者・赤の女王によって支配されており、そこに暮す奇妙な住民たちは暗黒時代を終わらせる救世主の登場を待ちわびていた。
そして、彼等はアリスこそがその救世主だという…。

世界はもう、
マトモではいられない…。


アリス・イン・ワンダーランド

アリス・イン・ワンダーランド


■感想
ティム・バートン監督の『アリス・イン・ワンダーランド』を観て来ました。
言わずとも知れた映画界きっての大仲良しコンビのバートン監督とジョニー・デップの映画で、映画不況の中で驚異の興行収入を叩き出し3D映画時代の到来を告げた『アバター』のオープニング成績をあっさりと抜き去る驀進力でスタートした話題作です。
これは注目せずにはいられない。
…いられないハズだったのですが、実際観た感想としてはけっこう「むむむ…」な作品だったりもします。
(今回のレビューは若干批判的です。ご了承ください)

もちろん、つまらない作品だったわけでは決してなく、今まで観たこともない奇妙な不思議の国で繰り広げられるアリスの新しい冒険は十分楽しめるものだったとは思います。
満足度があまり高くないのは、ティム・バートン×ジョニー・デップというビッグネームと、その話題性の大きさから期待が大きく膨らみ過ぎ、それを超えられなかったという点が大きいのかもしれない。
ただストーリーがイマイチだったという印象は正直、あります。

ティム・バートン監督の映画だから不思議の国はもっと幻想的で美しい世界になってるものだとばかり思っていました。
だって『ビッグ・フィッシュ』であんなにも美しい映像美を魅せてくれた監督だから。
でも今回の映画の不思議の国はやたらカラフルで毒々しいともいえる世界であって、美しいとは思わなかった。
奇妙な世界だった。とにかくそれに尽きる。
(白の女王の桜をイメージさせるシーンだけ幻想的で綺麗だった。白すぎますけども…)

また、ストーリーも全体的にまっとう過ぎる内容だったように思います。
もっとダーク・ファンタジーな内容を想像していただけに、このまっとうさには少し拍子抜けしてしまいました。
意外なことにもバートン監督の作品の中でもこのアリスは一番ダークさが薄い作品だったように思います。

登場人物面に関してはなかなか良かったと思います。
主人公のアリスを演じたミア・ワシコウスカ
まだ出演作品も少ない新星の女優さんなのですが、魅力的なアリスを上手く演じていました。
決して強くもなく、かといって弱くもない気丈さと、意外とあっさり奇妙なものを受け入れられるタフな一面がアリスのイメージにあっていてすごく良かった。

白の女王を演じたアン・ハサウェイも良かったです。
今、数ある映画女優さんの中でも、アン・ハサウェイはすごく可愛い女優さんの部類に入るんじゃないかなと思います。
『アリス~』では出演シーンが短く、役柄の重要度もあまり高くなく、パンチが弱かったようにも思いますが、可愛かったから問題は無し。
ちょっと「白い。白すぎる」って意見もありますが。

不思議の世界の不思議な動物達も良かったです。
CGで描かれていて、けっこうリアルなのですが不気味ではなく、むしろ可愛かった。
性格も皆、個性的で愉快で楽しかった。
中でもチェシャ猫の不思議不気味生意気な可愛さはとっても気に入ってます。

でもやっぱりこの映画は何といってもジョニー・デップのインパクトが強かった。
過去最高に派手派手とも言えるメイクは強烈で何だか夢に出てきそう。それも悪夢で。
一見ユーモラスでいい加減な役柄に見えるハッター(帽子屋)ですが、実は一番強い感情を内に秘めた奥深い役だったりもします。
映画の最後にハッターの変てこなダンスが見れます。何、あの可笑しなダンス

赤の女王役としてヘレナ・ボナム=カーターも出てますが、どうにもCG効果が強すぎて、もう誰だか分からなくなってます。
双子役のマット・ルーカスに至っては顔面(鼻、口、目)だけしか判別不能という理不尽さ。
よっぽどのファンの方以外さっぱり分からないに違いない。

話題作ですので、興味のある方は映画館で観てみるのも悪くないと思います。
この映画は3D映画ですので、できるだけ3D版を観ることをオススメします。
あの奇妙で不思議な世界は3Dで観る価値は十分にあります。
(ただ3D一体感は少々薄め。予告編で観たトイ・ストーリー3が一番3D感が強かったのが何だか無情)

※以下、映画レビューには関係ない余談となります。
映画レビュー目当ての方はこれ以降はもうすっ飛ばして下さい。
ちなみに『アリス・イン・ワンダーランド』のオススメ度は★★★☆です。

不思議の国のアリスと言うと、僕はまだ原作を読んだことがありません。
なのでアリスが正確にどんな話なのかは知りません。
けどアリスは自分にとってけっこう馴染み深い印象があります。
それはこれから書く2つのアリス作品を知っていたからだと思っています。
この2作品はどちらもとびきりオススメで、『アリス・イン・ワンダーランド』より深い話だったりするので、興味が湧いた方はぜひ。

1つ目が携帯アプリゲームの『歪みの国のアリス』。
この作品は以前にレビューを書いたので詳細はそちらを参考に。
このゲーム、そうとうに面白く、かつ切なくて深かった。
数ある携帯アプリゲームの中でも『歪みの国のアリス』は未だにNo.1ゲームと言ってもいいぐらいの作品だと僕は思ってます。
ちなみに僕がアリスの世界にダークな印象を持っているのは完全にこのゲームのせいです。

2つ目が『不思議の国のアリス』。
原作名そのまんまですが、原作ではなく、1985年に製作された劇場未公開のテレビ映画作品。
⇒作品詳細(allcinema)
⇒image
お昼のロードショーで放送されたものを『アリス・イン・ワンダーランド』に先駆けて観ました。
この作品、不思議の国の動物達はCGではなく、着ぐるみを着た人が演じています。
その造詣がかなり滑稽で、最初は「安っぽい」と思ってしまった。
けど段々とはまって気にならなくなっていました。
むしろ着ぐるみだったからこそ、人間の温かみを感じられる作品に仕上がったんじゃないかと今では思ってます。
主人公のアリスは原作通り小さな女の子が演じていて、この子がまた可愛い。
泣き虫な一面もありながら、物事をはっきり言える強さも持っていて、小さいながら魅力的でした。
物語はメッセージ性が強く、深い終わり方をするのも良かった。
優しく温かい気持ちになれる作品です。
「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」の両方の世界観を楽しめるお得な作品でもあります。
ちなみにこの作品、長らく日本版DVDは未発売だったのですが、2010年8月4日に日本版が発売されるそうです。
これもアリス人気にあやかってのことなのかな。
何はともあれ、こういう素敵な作品がDVD化されるのは嬉しい限りです。
⇒amazonでも見てみる。

映画データ 
題名 アリス・イン・ワンダーランド 
製作年/製作国 2010年/アメリカ 
ジャンル ファンタジー/アドベンチャー 
監督 ティム・バートン 
出演者 ミア・ワシコウスカ
ジョニー・デップ
ヘレナ・ボナム=カーター
アン・ハサウェイ
クリスピン・グローヴァー
マット・ルーカス、他

以下、声の出演(オリジナル版)
アラン・リックマン
マイケル・シーン
スティーヴン・フライ
ティモシー・スポール
ポール・ホワイトハウス
バーバラ・ウィンザー
マイケル・ガフ
クリストファー・リー、他 
メモ・特記 原作:『不思議の国のアリス』/『鏡の国のアリス』
(ルイス・キャロル) 
おすすめ度★★★☆
(★は最高で5つです。★:1pt, ☆:0.5pt)

■Link
+⇒公式HP(Japanese)
+⇒アリス・イン・ワンダーランド - goo 映画

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2 コメント

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期待度高すぎた・・・ (Matthew)
2010-05-16 21:35:33
こんばんは。TBありがとうございました。

この作品、ichi-kaさんも言われているとおり、ダークさが物足りなかったです。
ティム・バートン&ジョニー・デップとくれば、期待度120%ですので、少しのダークさ&ユニークさじゃ満足出来なかったです。
ストーリーも、ひねりらしいひねりもなくて、残念でした。
ここのところ立て続けだったから、少し距離を置いた方が、ティムォデップには、良いような気がしてきました。
Matthewさんへ (ichi-ka)
2010-05-17 00:47:16
コメントありがとうございます。
この映画、どうしても期待が高くなってしまいますよね。
アリスでしかもティム・バートンだから、内容はダークに違いないという先入観があったのもまずかったのかも。

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