天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

素直

2020-07-22 13:10:31 | 日記

 老いては子に従えという諺があるけれど、老いても古老に従え、もまた真理である。コロナ自粛ですっかり運動不足が板について、最近は寝ると必ずこむら返りが起きて、七転八倒していた。アルバイト先の先輩に、寝るのが怖いと愚痴をこぼしたら、放っておくと脳梗塞になるかもしれないので、気を付けた方がいいと諭された。まず、水分を摂ることを勧められた。聞くと、水5リットルを日課としている人もあるそうである。災害及び夜の水分補給用に買い置いている500ミリリットルのペットボトルを10本も飲むとは驚きである。しかも、腎臓を患っているとかでなく、健康の維持のためとか。野村克也のシンキング・ベースボールではないけれど、シンキング・ライフを実践している人にはとても付いていけない。
 それでも、頻尿と夜尿の心配を振り払って、いつもより多めに水を飲むことにした。失敗しても布団など乾かせば済むことである。お陰でこの2日、足が攣らなくなった。水足りて体健やかとは、人間の体は意外にシンプルで素直にできていると感動した。
 大相撲7月場所をテレビ観戦していて、どういうカメラマンのサービス精神だったのか、仕切りの合間に女性観客の胸が大写しになり、張り具合と言いすごく形が良かったのに目を奪われたのと、匹敵する感動であった。やはり、素直に他人の言葉に耳を傾け、美しいものに目を向けることは、幸せを呼び込むことに結びつくと気が付いた。人の体の特徴をあげつらうのは名誉棄損に当たるとクレームを付けてきても、厚かましい人違いと撥ねつけるつもりである。
 こう暑くて蒸し蒸しする日が続くと、2年前に喪った愛猫に逢いたい気持ちは衰えないけれど、エアコンをめったにつけない夏の過酷な環境の中で呻吟していた姿を思い起こすと、この時ばかりはそっちの方が快適やろ、とわずかに慰められる。今日始まった Go To キャンペーンを利用して逢いに行きたいけれど、海外旅行から帰国する数日前に姿を消したあと、住所も知らせてくれない。
 一期一会は言葉の知識を納得しても大した意味を持たず、体感してやっと骨身に染みるけれど、その時はもう無用であった。母親に先立たれ、みゃー太ちゃんに先立たれても、コロナを生き延び、思い出の中に命を引き継ぎ、断ち得ぬ繋がりの報告書を天に届ける役目を全うするだけである。
 こう暑いと下界のことに何の興味も起きないけれど、大リーグ・レッズに移籍の秋山翔吾がタイガースとのオープン戦で3ラン・ホームランを打ったというニュースは嬉しいな。イチローを彷彿させるくらいの活躍を期待したい。

酒ばかり
命の水と
思ひしに
からだに効くは
真水なりけり



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