台風一過後の晴天と小風が関係するのか、けさは交尾しながら飛翔するトンボ7、8組に見せつけられた。強風によって種族のダメージが大きかったため、懸命に種の保存を図ろうとしているのだろうか。長閑なカボチャ畑を舞う赤蜻蛉の群れが子供の頃のわが原風景だけれども、2尾が重なり合う姿は記憶にない。あるいはそういうことにまだ関心が薄かったのかもしれない。長い竹棒を振り回して「燕返しだぁ」と言って、よく飛んでいるトンボを殺めたものだけれど、別に嫉妬してそんな乱暴を働いたわけでないはずである。
サツマイモの旬に入っているのか、いつもの青果店でちょっと前まで細めの7、8本入りが198円で売っていたのに、少し立派にしても新芋だからといって3本入りが330円になっていた。ふざけるなとスーパーに行ったら、モグラ並みに大きいといっても1本が280円だった。こうなると怖い物見たさというのか、買った。消費者心理は複雑微妙である。しかし、煮て食ったら、前のより美味かった、という事はなかった。焼いたり蒸かしたりする手間を省くと、材料を活かし切れないのかもしれない。
はらからの 危ふき際に 立ちぬれば
気を遣り盡くす 命の限り
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