「マイハート」・山本以文

パリ外国宣教者会のジェルマン・レジェ・テストウィード神父の足跡をたどる記録

メイラン神父が宣教の地を広げていく

2010-09-10 18:47:44 | 日記
メイラン神父は、1866年、フランスで生まれ、1889年、パリ外国宣教者会にて司祭に叙階、1890年に横浜に入り、1892年に八王子教会に赴任している。
テストウィード神父の後継者として、その後、埼玉、群馬、山梨を巡回し、東京に戻り、幼稚園の開設や病者の慰問に努めている。58年間の宣教活動で、6千人の日本人に洗礼を授けている。入間市の宮寺教会や川越教会は、メイラン神父の足跡である。宮寺教会は、入間近郊の住宅地にある小さな教会、可愛い尖塔が16号線から垣間見える。横浜港から130㎞、徒歩で4日~5日かかる距離である。東京の西部を抜けて、埼玉の地に足を入れているのだが、凡そ入間とはいっても当時は、山林と沼地の中に小村が点在する淋しい土地だったと思われる。この地に滞在し、キリスト教の伝道を試み、メイラン神父は訳40㎞離れた川越をめざしている。