明日はわが身

冤罪という名の人為的な犯罪に巻き込まれることは対岸の火事ではない。明日はわが身である。

科捜研解析図面の疑問2

2007年12月23日 | 科捜研図面ツッコミ

この前の科捜研解析図面の疑問 1 からの続き。

前に書いたことを言い換えると、
バスは衝突時と最終停止地の2地点のみの位置図だ。
バイクは衝突時点と最終停止位置を除いた位置図だ。
となる。

2審判決理由文 その3 1-6に
白バイは,北行き第二車線を進行し、被告人車と衝突後、④地点で転倒停止した。
とある。(④地点とは-2.9m地点だ)

つまり、転倒して前輪部分はバスの右フロントに潜り込みそのまま最後まで抜けなかったはず。

このことはこの図面でも、衝突時の位置関係がないことを除けばそうなっている。

もしこの青バイクが衝突時点からコンマ何秒かの動きを表しているとしたらどうか?
つまり、バイクはバス側面には衝突せずに、僅かにバスの前に出たところをバスの右フロントバンパーに跳ねられ、バイクが右横倒しとなったところをバスがフロント下部に巻き込んだ、としたらどうか?だ。

しかしそれはやはりバスのバンパーが左に大きく押し込まれていることの説明が付かない。
また、衝突時バスの前に出て跳ねられたとすれば、その時点でバイクの運動エネルギーは0に等しくなってはいないのか?
それからバスの右のボディを下から押し上げることは不可能ではないのか?

以上の考察から、もし万が一、結局はありえない話だとは思うが、もしバスが動いていて-2.9m地点でバイクがぶつかったにせよ、証拠写真の多くにあるように、バイクがあのままの形でバスに横から突っ込まない限りは、バスのボディのあの変形はありえないことになる。


そうであれば、その衝突時点でバイクの部品は最終停止位置写真と同様に破損し、それがそのまま2.9m引きずられることになる。
何本かはさっか痕が2.9mは付かないとおかしい。

2.9m引きずられた後の部品の散乱状況はどう見ても、止まっているバスにバンとあたって右に勢いよくパタンと倒れてしかなりえない。

その写真を見て、「なーに、他のところにも細かい破片があるから、引きずられたに間違いないんだ。」と実際に言われたのが片岡さんだ。

 

めちゃくちゃな判断を下すような人物が何人もいて始めてトンでもない判決が下される、しかもそれが結構頻繁にある現実には暗澹たる思いだ。

 


 


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