このところ政治に関わる不祥事が相次ぎ、その一つ一つに驚いていては間
に合わない状況が続いて、何とも呆れるばかりの“劣化”状態である。
安倍政権とそれを継承すると称した菅政権下で続発する様々な政治問題に
通底するのは、民主主義に対する理解の欠如に他ならない。 . . . 本文を読む
ここまで書いてきたところで、東京五輪にまつわる騒動が起きてしまった。
森義朗組織委員会会長の女性蔑視発言が取り沙汰され、国内外から批判の
声があがり、辞任に追い込まれるという事態とその後の様子である。 . . . 本文を読む
暮れから新年にかけて、『勝負の三週間』と言い立て、さらに『真剣勝負
の三週間』を過ぎても、一向に新型コロナ感染拡大が収まらず、とうとう
1/8~2/7の期間を埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県の一都三県に、さら
に1/14~2/7まで栃木県、岐阜県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、福岡
県に緊急事態宣言を発出した。 . . . 本文を読む
つい先頃、あるテレビ報道で『このスマホ料金の値下げは、菅総理の目玉政
策の一つ』だと報じられていた。これが目玉政策?と我が耳を疑わざるを得な
かった。目玉政策というのは、もっと大所高所から、この国の行方をどうする
か、といった視座から論じられるべきことであって、このような些末なことは、
その具現化のための柱の一つとして掲げられるべきことのはずだ。 . . . 本文を読む
アメリカでは大統領選でバイデン氏が接戦州を制し、次期大統領になるこ
とがほぼ決まったが、トランプ氏が選挙に不正があったなどの不満を口にし、
訴訟を起こす等して抵抗しているようだ。民主的な選挙によって選出された
大統領が、民主制度をベースで支える選挙の結果に子どもじみた不満を言い
立てるなど、あってはならない醜態をさらしている。 . . . 本文を読む
日本学術会議の会員任命については、日本学術会議法第七条に『会員は、
第十七条の規定による推薦に基づいて、内閣総理大臣が任命する』とある。
ここでいう「推薦に基づいて、任命する」の解釈は、憲法第六条で言う
『天皇は、国会の指名に基いて、内閣総理大臣を任命する。』という条文
にある“基づいて~任命する”、つまり天皇は推薦された人物を“拒否”す
ることなく任命することと同じだと見なされるはずである。 . . . 本文を読む
菅官房長官(当時)が、首相選に出馬表明をした折の会見をテレビで観
た折には、その内容に呆れかつ驚いたものである。
自分の生い立ちや政治面での活動のみを、無表情にしかも原稿を読むよう
に淡々と語っていたからである。こうした出馬表明の場では『このような
国づくりをしたいと願っている』というビジョンを示し、その実現に向け
て必要な柱が努力事項として語られることを期待していたのだが、それが
示されなかったからである。 . . . 本文を読む
先月28日、安倍首相が突然に体調の悪化を理由に首相辞任を表明した。
24日には、第二次内閣発足から2800日を越え、歴代最長の政権となっ
たばかりのことである。
その折の首相自身の『政治においては、その職に何日間、在職したかでは
なくて、何を成し遂げたかが問われる~』の発言を待つまでもなく、長さよ
りもその成果と質が問われるのは当然のことだ。 . . . 本文を読む
いちいちを列挙していてはいくら字数を費やしても書き尽くせないほどの
多くの問題を孕んだこの政権は、今や『コロナより怖い』と言われるくらい
程度の低い乱暴な、いわば法を無視する裏社会の勢力のようである。
教育上、悪い見本としてこれほど相応しい人物はないのではないかと思わ
れるほど、民主主義をないがしろにし壊し続けてきた反社会的な困り者だと
私は考えている。 . . . 本文を読む
未だ正体のはっきりしない新型コロナウィルスの封じ込めのため、緊急事
態宣言がなされ、40日以上に及ぶ自粛生活に良く耐えたことが功を奏し、
先日(5/25)緊急事態宣言の解除が発表された。
かと言って、気を緩めてしまっては、いつ感染が広がり第二波が起きるか
懸念されるのは言うまでもない。「新しい生活スタイルを」と言われるまで
もなく、多くの国民はその備えと覚悟をしているはずだ。 . . . 本文を読む