『「天下の害」とは、大国が小国を攻める、大氏族が小氏族を痛めつける、
強者が弱者をいじめる、多数が少数をないがしろにする、えせ君子が人民をご
まかす、貴族が平民をさげすむなどのことである。
また君主が横暴であること、臣下が不忠であること、親が愛情に欠けること、
子が孝養を尽くさぬこと、これも"天下の害〟である。
まだある。武器を手にし、毒薬を仕込み、水攻め火攻めで、手段をえらばず
殺戮しあうこと、これも"天下の害〟である。』 . . . 本文を読む
菅総理が次期総裁選挙への不出馬を表明した。あまりの「私利・私欲」、そ
して人事権を盾に権力をふるうことに執着する“自分のための政治”への姿勢
等々が露呈し、市民からの信頼を失ってしまったことに依るのであろう。 . . . 本文を読む
「やはり」と言うべきか「当然の帰結」というべきか、五輪開催が最終的に
決定されてから、国内の感染者数増加に歯止めがかからない。一方では緊急事
態宣言を発出しておきながら、バブルで海外からの五輪関係者を囲い込み、 . . . 本文を読む
コロナウィルスの変異株による感染が拡大し、パンデミックの怖れがあるに
もかかわらず、オリ・パラを開催するかどうかの議論は影をひそめ、いつの間
にか大会を有観客で行うか無観客で行うかを議論するようになったかと思えば、 . . . 本文を読む
先日8日の党首討論でも、菅首相は相変わらずコロナ感染拡大にを防ぎつつ
五輪を開催できるとは思えない、すなわち有効な手立てとは思えない抽象的な
対策について主張し、五輪を強行する旨の発言をしていた。 . . . 本文を読む
東京オリンピックが二ヶ月後に迫り、コロナ禍のなか開催することに反対す
る声が日増しに高まっている。
この東京オリンピック(以下、五輪)は、当時の石原東京都知事が言い出し
たことである。 . . . 本文を読む
この稿の冒頭で、菅官房長官(当時)が首相選への出馬表明するに際して
何のビジョンも示さなかったことについていかがなものかと私は書いた。
出馬表明をするということは、このような国づくりを目指したいという、
自分なりの展望を示すことが必要不可欠だろうと思うからであった。 . . . 本文を読む
私はいま、昭和35年に右翼の17歳の少年、山口二矢に日比谷公会堂での
演説中に聴衆の面前で刺殺された浅沼稲次郎について思いを馳せている。
当時私はまだ中学生だったが、学校帰りのバスの中でラジオ報道で知った
大人達の話から非常にショックを覚えたことを鮮やかに記憶している。 . . . 本文を読む
仕事の都合上、頻繁にさまざまな文献に接した際にメモを取ることが多い。
かつては情報カードを活用していたが、パソコンが使えるようになってから
は、テキストエディタでメモを蓄積することが日常的になった。 . . . 本文を読む