ろぐろぐ音楽ブログ

a-kiという人間の手による、J-POPあたりをメインに色々好き勝手書いてる適当ブログ。

アルバム感想。⇒Every Little Thing「CHANGE」

2010年12月07日 20時49分17秒 | 感想・レビュー(アルバム)


Every Little Thing「CHANGE」(もっと上かもと迷いつつ★7点)
1. Change  2. 青い煌めき  3. spearmint  4. 忘れえぬ人  5. 12ヶ月  6. Heart Rate Of The City (Instrumental)  7. 真夜中のハイウェイ  8. DREAM GOES ON  9. スケッチブック  10. Snowscape (Instrumental)  11. 蓮 -れん-  12. 冷たい雨 (Album version)
青文字はお気に入り楽曲、青太文字は超お気に入りの楽曲
公式サイト   全曲試聴はコチラ(iTunes store)


感想より前に、まず僕がどんなELT好きかを書いておくと。
・好きな順にアルバム5枚挙げると⇒「commonplace」「Door」「eternity」「Many Pieces」「Time to Destination」
・好きな順にシングル5曲挙げると⇒「sure」「Face the change」「ソラアイ」「サクラビト」「あたらしい日々」

・・・まぁぶっちゃけると、どの時期のELTも好きだっていうことなんですがw
でもたぶんモッチーが歌ってればなんでもいいってわけじゃなくて、どの時期にもそれぞれの良さがしっかりあって、そして根本にある「ポップソングをやっていく」っていう所は変わってないから、どの時期も好きなんです。基本的に。


というわけで、ELT9枚目のオリジナルアルバム「CHANGE」。3rdアルバム「eternity」以来となる、五十嵐充さんをサウンドプロデューサーに迎えて制作されたアルバムです。歌モノ10曲のうち、「忘れえぬ人」「12ヶ月」を除く8曲を五十嵐さんが作曲・編曲参加、そして作詞も4曲手がけています。このへんのバランスも「eternity」に近い感じ。

みなさんご存知だと思われますが、五十嵐さん脱退以降、特に5th「Many Pieces」あたりからは作風が変わってきて。五十嵐さん時代のデジタルポップス+透明感溢れるモッチーの歌声、というところから、アコースティック志向な方向へシフトしたり、歌い方も変わったりして、2人のELTの音楽性を確立させてきました。

で、今回は五十嵐さんをサウンドプロデューサーに迎えたので打ち込み全開のデジタルポップスに戻る・・・ということは当然無くって、(ギターとボーカル以外はほぼ打ち込みらしいですが)五十嵐さんなりに2人のELTがやってきたことを取り込んで、合体させたサウンドに落ち着いたという感じ。曲のほうも全盛期のようにアゲアゲキャッチーな曲は無く、今のモッチーに合った楽曲が多いです。


良く言えば、2人体制ELTの良さと、五十嵐さんの良さが絶妙にマッチしたアルバム。

悪く言ってしまうと、お互い妥協しつつ歩み寄って作ったアルバム。


ということになるのかなぁ。

正直、個人的には評価が難しいアルバムです。リリースから9ヶ月経った今でも。
モッチーの歌声に関してはもう心配ないレベルまで回復しているし、「DREAM GOES ON」「蓮-れん-」とか名曲だし、過去と未来が合体したような「真夜中のハイウェイ」も意外と良いし、他の曲も粒ぞろいで捨て曲は無いし、悪いアルバムでないことは間違いない。さっき挙げた曲以外にも「青い煌めき」とか聞くと、五十嵐さんと再びタッグを組んだことでエヴァーグリーン的な世界観が強くなって、成果はちゃんと出てるなと思うし、良かったなとも思う。

でもね、アルバム曲で一番いいと思ったのは、五十嵐さんが作詞作曲編曲では関与してない「忘れえぬ人」だったりするし、「12ヶ月」の歌詞は五十嵐さん作詞なんだけれども、乙女ちっくすぎてちょっと合ってない。そしてアップテンポが1曲もないっていうアルバム構成も不満。

そしてそして、何よりこのアルバムのあと、再びモッチーがソロ活動を初めて、前作よりさらに持田色を強めた2ndソロアルバムをリリースした、ってところがなんだか凄い引っかかるのですよ。
五十嵐さんと再びタッグを組んでみないか、という話を持ちかけたのも、MAX松浦シャチョーさんだという話だし。

なんというか、意図がつかめないというか・・・。この後のEvery Little Thingとしての展開が読めないというか・・・。

 

というわけで、全然まとまってないですが以上が僕の感想です(爆

Every Little Thingの次の一手がどんな風に来るのか、期待半分不安半分で待っております。

 

(↓本文に組み込もうと思ってたけど入れる場所がないのでここにw)
ちなみに、「冷たい雨」のアルバムバージョンは、オリジナルバージョンに大仰なストリングス被せたバージョン。「sure」のOrchestra Versionと似たようなリアレンジですかね。この辺も五十嵐さんらしいところ、なのかな。結構印象が違うのでオリジナルの方も是非。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿