ふわふわお散歩便り

徒然なるままに 大好きなお散歩日記 (^ニ^)(^コ^)

沙羅の花を愛でる会

2007年06月20日 | お散歩
 祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす・・・
 『平家物語』にうたわれた沙羅双樹の花を見に行って来ました

 妙心寺塔頭の沙羅双樹のお寺「東林院」にて。
妙心寺は実家のすぐ近くでご近所さんながら
自転車で通り過ぎるだけだったので初めて東林院の中に入りました

 沙羅双樹の花はあまり見ることが出来ないのですね。
梅雨の季節に白い花を咲かせ雨に打たれてすぐに散ってしまう
はかなさの象徴として平家物語に登場。

 沙羅はナツツバキの別名。
「沙羅の花を愛でる会」が催されていると新聞で読み
今年はちょうど20日ごろが見頃と書いてあったのでした。

 本堂前庭に十数本の沙羅双樹からなる沙羅林があり
青苔の緑と岩と落花の白と美しいコントラストの風情を
縁側に座って静かに眺めることが出来ました。
 とても良いお天気で観光客の方もたくさんおられました

 僧侶の方いわく
「梅雨の時期の雨の日のお庭もさらに風情があって良いのですよ」と。

 私の大好きなJR東海のCM「そうだ!京都、行こう」にも紹介されたお庭らしく
ポスターが貼ってありました。
 東京に住んでいたときに私はこのCMシリーズを初めて見て
毎週楽しみで楽しみで癒されてました

 CMの景色を実際に目の前にするとCMのメロディが流れてきて
感動してる自分がいてすっかり観光客みたい

 僧侶の方のお話もとても良く
「お釈迦さまは今日なすべきことを明日に延ばさず
確かにしていくことがよき1日を生きる道であるとお教えになっています。
沙羅の花は与えられた1日だけの生命を精一杯咲きつくしています。
今は今しかない。今日1日を大切に」というお話から
放映中の月9ドラマの「明日やろうは馬鹿やろう」というセリフも使って
お話して下さいました。

 パンフレットとともにとても印象深く縁側の心地良い風とともに
沙羅の花を愛でてました。
とても癒され穏やかな気持ちになれました

 お抹茶も美味しく
お茶菓子は鼓月が沙羅の花を愛でる会のために作られた
白と黄の見た目にも美しく上品で甘すぎず美味しかったです