HUNGRY FOR ROCK(METAL)!

HM/HR系の音楽について語る!

ROB ROCK「Holy Hell」

2005-09-13 | 新譜レヴュー(2005年)
元IMPELLITTERI、「Voice Of Melodic Metal」の称号が相応しいロブ・ロックのソロアルバムの第三弾。
前作「Eyes Of Eternity」も正統派HM作品としてはなかなかの出来であったが、現代的な音ということに拘ったのか、妙に凝ったリフやメロスピ的なメロディ展開があったりしてイマイチ好きになれなかった。しかし今回はよりシンプルでストレートなHMを聴かせてくれ、3枚のソロアルバムの中では一番IMPELLITTERI黄金時代のサウンドに近いのではないだろうか。
特に「剛球一直線」という感じでイントロからスピードに乗ったリフで押しまくる#1”Slayers Of Souls”や#5”Holy Hell”は、ここにクリス・インペリテリのギターが入ったらどうなるだろう・・・と思わず考えてしまうソレ系の良質な曲である。またIMPELLITTERI時代から定評のあったバラードでの歌唱も良く、切ないメロディが堪らない#7”I'll Be Waiting For You”や、トビアス・サメット(EDGUY,vo)とのデュエット曲である#10”Move On”(#7とは違って明るく和やかな感じ)はやはり耳に残る。
しかしなんといっても印象に残るのが#3”Calling Angels”!アレンジを変えてハードポップ系の音にしても十分名曲として通用しそうなメロディ展開が抜群である。この曲は個人的には間違いなく2005年ベストチューンに入ると思うほど気に入っている。
本家IMPERRITTERIが在らぬ方向へ行ってしまった今、あの正統派HMサウンドの後継者として確固たる決意を固めたアルバム、そういってもおかしくないほどの「リアルメタル」アルバムである!

ちなみに#6”I'm A Warrior”はセルフカヴァー(IMPELLITTERIでは曲名は”Warrior”だったが)。リフがへヴィになったのは良いが、派手に舞うギターはちょっと違和感がある。
最後にもう一つ。自分が買ったのは輸入盤だが、9/22日に発売される日本盤には4曲もボーナストラックが入るらしい・・・買いなおそうかな?

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