ジャーマンメタル界のベテラン、ラルフ・シーパース(vo)、マット・シナー(b)率いる正統派HMバンド、PRIMAL FEARの6thアルバム。
前作「Devil's Ground」もメタル魂溢れる快作であったが、今回のアルバムはそれを上回る出来である。
前作も出来は良いものの直線的に攻め込んでいく楽曲が殆どで、一本調子に感じられなくはない部分があったが、今回はそのあたりに工夫が見られる。
1.一瞬バラードかと思うようなスタートから突如スピードアップして攻撃に転じる#4”Evil Spell”や#7”All For One”、#9”Question Of Honour”は、前作に見られなかったタイプの楽曲である。いずれも出来も良い。
2.#6”Diabolus”も8分近い曲ながら、サビの歌メロの良さや中間部でテンポアップするなどドラマ性を出していたりと工夫されているため、緊張感が切れることがない。
3.前作になかった本格的なバラード、#10”In Memory”もアルバム本編を締めくくるに相応しい出来である。
以上の点から、今まで「押し」の強さを生かした楽曲を武器にしてきたが、「引き」も導入したことで、より「押し」の部分が引き立ち、楽曲の完成度が高まっている。
もちろん従来からの魅力である「メタルの教科書」的な楽曲は今回も健在。カッコいいギターリフ、キャッチ―なサビがホント心地よい#2”Rollercoaster”や#5”The Immortal Ones”などは、やはり基本中の基本ながら抗いがたい魅力がある。
実はこのアルバムを聴く前、BURRN!のインタヴューでラルフが「へヴィな曲が増えた」「初めてダウンチューニングを導入した」なんてことを言っていたので、イヤな予感がしていた。しかし心配は完全に杞憂に終わった。確かに一部の楽曲でへヴィさを増していると感じるところはあるが、あくまで音の面での話であって、ニューメタルっぽい曲があるわけではない(自分が早とちりしただけの話であるが・・・)。
今回のアルバムを一文で表現するなら、「従来の正統派HM作りの巧さを生かしながら、ドラマティックな要素も取り入れることに成功した」ということになろう。本当にいいアルバムである。
前作「Devil's Ground」もメタル魂溢れる快作であったが、今回のアルバムはそれを上回る出来である。
前作も出来は良いものの直線的に攻め込んでいく楽曲が殆どで、一本調子に感じられなくはない部分があったが、今回はそのあたりに工夫が見られる。
1.一瞬バラードかと思うようなスタートから突如スピードアップして攻撃に転じる#4”Evil Spell”や#7”All For One”、#9”Question Of Honour”は、前作に見られなかったタイプの楽曲である。いずれも出来も良い。
2.#6”Diabolus”も8分近い曲ながら、サビの歌メロの良さや中間部でテンポアップするなどドラマ性を出していたりと工夫されているため、緊張感が切れることがない。
3.前作になかった本格的なバラード、#10”In Memory”もアルバム本編を締めくくるに相応しい出来である。
以上の点から、今まで「押し」の強さを生かした楽曲を武器にしてきたが、「引き」も導入したことで、より「押し」の部分が引き立ち、楽曲の完成度が高まっている。
もちろん従来からの魅力である「メタルの教科書」的な楽曲は今回も健在。カッコいいギターリフ、キャッチ―なサビがホント心地よい#2”Rollercoaster”や#5”The Immortal Ones”などは、やはり基本中の基本ながら抗いがたい魅力がある。
実はこのアルバムを聴く前、BURRN!のインタヴューでラルフが「へヴィな曲が増えた」「初めてダウンチューニングを導入した」なんてことを言っていたので、イヤな予感がしていた。しかし心配は完全に杞憂に終わった。確かに一部の楽曲でへヴィさを増していると感じるところはあるが、あくまで音の面での話であって、ニューメタルっぽい曲があるわけではない(自分が早とちりしただけの話であるが・・・)。
今回のアルバムを一文で表現するなら、「従来の正統派HM作りの巧さを生かしながら、ドラマティックな要素も取り入れることに成功した」ということになろう。本当にいいアルバムである。
SINNERの曲の良さが注目されると良いですな。
そうですか、つまりセルフカヴァー(?)ということになるわけですね。しかしPRIMAL FEARのオリジナルと比較して、全く劣らない良い曲だと思います。
SINNERはベスト盤だけしか持っておらず、まったく気がつきませんでした。ちなみにライナーにも確かそんなことは書いてなかったと思います(そういうことこそ書いて欲しいところです)。貴重な情報有難うございました。
まあライナーに書かれていないのは怠慢だと思いますが…。
そういうことってよくありますよね。特にカバー曲などが含まれているとき、どのバンドの曲か思い出せなくて思わずイライラしたり・・・思いだすと非常にスッキリしたりします(笑)。
最近のライナーはバンドのバイオグラフィーのみ書いていて、肝心なアルバムの内容に触れていないものが目に付きます。資料見て丸写しのような気が・・・。
ちょうど不在の時期と重なってしまい申し訳ないです^^;
現在もパソコンを自宅で使える状況になく、ネットカフェからコレ書いています。今月中には何とかなりそうですが、ネット開通までもう少しかかりそうです。
TBありがとうございます。こちらからも早急にさせていただきます。