大佐デイブ・ムステイン(g、vo)率いる、インテレクチュアル・スラッシュメタルバンド(今回はあえてこう呼ばせてもらおう!)MEGADETHの11thアルバム。
噂通りバンド初期の音楽性への回帰が感じられる、充実した仕上がりである。
緊張感漲るインスト#1”Dialectic Chaos”から即効性の高いスピードナンバー#2”This Day We Fight!”につながっていくあたりは、彼らのアルバムの中でも1、2を争う名盤である3rd”So Far,So Good…So What!”のスタート、”Into The Lungs Of Hell”~ ”Set The World Afire”での展開を彷彿させる。
この抜群の「ツカミ」の後も「かつての」MEGADETHらしい良質な曲が目立つ。
キレのあるリズム、狂気を感じさせるギターバトルが魅力的な#4”1,320'”、5th「Countdown To Extinction」収録の”Symphoney Of Destruction”的な出だしからメロディアスなギターソロ~テンポアップして高速ソロと展開する#6”Bodies”、壮大なMEGADETH流バラードといえる#8”The Hardest Part Of Letting Go...Sealed With A Kiss”、強力なギターリフがたたみかけるように繰り出される#9”Head Crusher"・・・ここに挙げていない曲も「オッ」と思わせるものが目立ち、5th以降では一番楽曲が充実している。
5th「Countdown To Extinction」以来抜かれてしまった「牙」、つまり強力なギターリフ、曲中に切り込んでくるようなギターソロ、強引な曲展開・・・そういったものが復活しているのがなんといっても本作のセールスポイントだろう。しかしかといって5th以降のMEGADETHに見られた「冷たい狂気」を感じさせるメロディも捨て去っているわけではなく、曲中のそこかしこで聴かれる。ファンが望む「過去の」音楽性を復活させ、ふんだんに盛り込んだだけでなく、それを巧く「現代の」MEGADETHと結びつけたあたり、ベテランバンドの理想的なアルバムといえるだろう。快作である!
MEGADETH”Headcrusher”
金網の周りで観客が熱狂的に盛り上がるところが、かつての名PV”Wake Up Dead”(MEGADETHの曲の中では一番のお気に入り。最初に見たときあまりに衝撃的だった)を思わせる。まああちらは金網の中でライブ、こちらは格闘技という違いはあるが・・・
ついでにその”Wake Up Dead”のほうも・・・
噂通りバンド初期の音楽性への回帰が感じられる、充実した仕上がりである。
緊張感漲るインスト#1”Dialectic Chaos”から即効性の高いスピードナンバー#2”This Day We Fight!”につながっていくあたりは、彼らのアルバムの中でも1、2を争う名盤である3rd”So Far,So Good…So What!”のスタート、”Into The Lungs Of Hell”~ ”Set The World Afire”での展開を彷彿させる。
この抜群の「ツカミ」の後も「かつての」MEGADETHらしい良質な曲が目立つ。
キレのあるリズム、狂気を感じさせるギターバトルが魅力的な#4”1,320'”、5th「Countdown To Extinction」収録の”Symphoney Of Destruction”的な出だしからメロディアスなギターソロ~テンポアップして高速ソロと展開する#6”Bodies”、壮大なMEGADETH流バラードといえる#8”The Hardest Part Of Letting Go...Sealed With A Kiss”、強力なギターリフがたたみかけるように繰り出される#9”Head Crusher"・・・ここに挙げていない曲も「オッ」と思わせるものが目立ち、5th以降では一番楽曲が充実している。
5th「Countdown To Extinction」以来抜かれてしまった「牙」、つまり強力なギターリフ、曲中に切り込んでくるようなギターソロ、強引な曲展開・・・そういったものが復活しているのがなんといっても本作のセールスポイントだろう。しかしかといって5th以降のMEGADETHに見られた「冷たい狂気」を感じさせるメロディも捨て去っているわけではなく、曲中のそこかしこで聴かれる。ファンが望む「過去の」音楽性を復活させ、ふんだんに盛り込んだだけでなく、それを巧く「現代の」MEGADETHと結びつけたあたり、ベテランバンドの理想的なアルバムといえるだろう。快作である!
MEGADETH”Headcrusher”
金網の周りで観客が熱狂的に盛り上がるところが、かつての名PV”Wake Up Dead”(MEGADETHの曲の中では一番のお気に入り。最初に見たときあまりに衝撃的だった)を思わせる。まああちらは金網の中でライブ、こちらは格闘技という違いはあるが・・・
ついでにその”Wake Up Dead”のほうも・・・