Humoreske(小噺ひとつ)

ここでおひとつ、小噺をひとつ。
フモレスケはユーモアからきたことば。

たらのめほやきちじかきふきのとうじねんじょ祭

2008-05-01 | 食い道楽の噺
仙台のGさん家から、叔母の家に、
「食の宝箱」が届き、Tちゃんに、モコに、
Kyoちゃんご夫妻が一同に会しての
「謝貝祭」「謝山菜祭」が開催された。

この送られてきた食材というのが、
ハンパじゃない。

タ、タラの芽って、こんなに大きかったのかっ!
というような迫力で山のようなタラの芽。
Gさんのお父さんが採りに行ってくれたものだそうで、
東京に申し訳なさげに高級食材のように売られている
タラの芽とは比べ物にならない大きさで存在しているらしい。

私は今日は昼過ぎから急に仕事が詰まってしまい、
もう行けないかも・・・と思っていて、遅れての参加と
なったのだけど、着いて、手を洗って、席についたとたん
揚げたてよ~~~と、乾杯のビールを飲むよりも前に
揚げたてタラの芽を口にしたわけだが、
味わいがとにかく「濃ゆい」!!!
(濃いじゃ、足りないの。「こゆい」なの)

美味しいアスパラのような、味の濃い芽キャベツのような、
しっかりとした味わいにこれはんまいっ!と
その後何度となく揚げられてくるタラの芽を
皆が口に運ぶたびに叫んでいた。


その他、塩釜港からやって来た魚介たちも
ハンパじゃありません。
こちらホタテ。


ボッティチェリのヴィーナスがひょっこり
生まれてきそうな大きさのホタテで、これまた
超肉厚・肝いりのナイスバディっ(笑)。
醤油焼でヒモやらキモやらさんざん味わった後に
ガーリックソテーでも・・・。
その辺で売っているホタテ・・・到底同じ生き物とは
思えないド迫力の大きさ。けれども大味ってことはなくて
あまくて、しっとりとして、「栄養満点でしょっ」と
噛めば噛むほどホタテがトランポリンのようにぷりっぷりの
実を口の中で弾ませてくれる。ふんがーーーっ。。。
と鼻息があがるくらい、贅沢な食べ物だ。

岩ガキもしっとりミルクのようなんだけれども
口当たり良く、1ダース、持ってきて!と
言ってしまいたくなるくらいだけど、とにかく粒が大きいので
お腹一杯になっちゃう。。。(焼き牡蠣であつあつを
食べたため写真撮り忘れました)

吉次焼もあまーーーーーーいっ。。。(撮り忘れました)

ふきのとう味噌は、お酒の進む味だし、
キライな人も多いが、ホヤは、口に含んだ瞬間、
磯野波平・・・じゃなくて、磯の香りで口のなか
いっぱい。。。海に行ってないけど。(笑)
(撮り忘れました。。。後は胃カメラで撮るしかない)

うーむ。宮城。食材の王国。ばんざい。。。

と、うっとりしている場合ではなく、
シメには、自然薯ごはん。

無人島に、何か野菜を2つだけ持っていってよいと
言われたら、大根と自然薯を選ぶと思うくらい
私はトロロが大好き。

むぅぅ。。。。東京なんてさっさと撤退して
田舎に帰ろうか。。。と思ってしまう。


叔母のうちのライナスも、
おねだりして、タラの芽を食し、舌なめずりして
もっととねだっている。


タラの芽食べる犬はじめてみたよ。オイ。


とにかく、満腹。

東京って、何でもあるけど、皆「育ちきる」前に
流通の都合上届けられてるものが多いってことを実感。
しっかりその土地で育ち、その土地の豊かさを
たっぷり含んだ贅沢な食材は、、、宝物だなと思う。

ブログ読者でもあるGさん、ごちそうさまでした。
おなか一杯です。おいしく頂きました。


こういうお祭りは、、、たまらんなぁ。
音楽祭なんてやめて・・・いやいや、それとこれとは
別ですからっ。。。


おいでなんしょ宮城。
よく考えてみたら、こういう豊かな食材(野菜も魚介も)で
地元で育って、この十年くらいは、高い割には味の薄い野菜を
食べてるんだなぁと、淋しくなってみたりして。

自然の恵みの豊かさを、「体感」。
食の安全云々など、考える必要のない「たいせつなもの」
を食した気分だったなぁ。

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1 コメント

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すっかり (ふ@仙台)
2008-05-02 06:34:27
山菜祭りだねえ。地元の野菜売ってるところはどこもすごいよ!一気に来たね。こごみ、こしあぶら、たらの芽、などなど。天ぷらセット、なんて風にも売ってて、おばちゃん連中がわさわさ買う買う。サラダ油があっという間になくなってる我家であります。あと筍が出てきたよ!採りたてのゆでたて、格別だねえ!
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