Humoreske(小噺ひとつ)

ここでおひとつ、小噺をひとつ。
フモレスケはユーモアからきたことば。

しあわせの味

2008-07-17 | 食い道楽の噺
銀座 煉瓦亭 にお邪魔しました。

お邪魔しましたと書くのは、なんとなく
ニュアンスの問題で、、、

かわらぬ入口のおじさんと、会計のおじさんの
うつくしい日本語によるていねいなごあいさつと、

赤と白のギンガムのクロスに今はあまり見られない
透明ビニールのクロスがかかっている感じ、
使いこなされたカトラリー、
お米のはいっているお塩、変わらぬメニュー

そうした、「昭和の香り」満載のお店の中は
誰かのおうちにお邪魔するような気分になります。

お店に入ったのはラストオーダー直前で
お客さんはあまりいなかったのですが、
それもまたなんかよかったです。

おじさんが、ポークカツレツをあてに、
瓶ビールを飲んでいたり、
女の人が読書をしながら待っていてオムライスを食べていたり。

私はメンチカツを選びました。。。

写真撮りたかったけど、静かだったのでやめました。

メンチカツなんだけど、、、
大きな葉っぱの形なんです。ちゃんと
葉脈も刻まれているの。

さらさらのウスターソースをかけて、
ナイフで切ると、


じゅ



と、肉汁があふれます。



はふ、ほふほふ、お、おふはふ、、、、、

とほおばって。。。


しあわせ度がひろがります。


洋食屋さんはあまたあるけれども、
煉瓦亭は、なんだか、「家庭料理」みたいでもあり
「プロの味」でもあり、特別なようで、普通のような、
あったかーい気持ちになりますね。。。



おもえば、ふ。ちゃんと出かけて
アンサンブルが立ち上がったきっかけになった
テーブルも、そのまんま、その位置に、同じようにしてありました。
わ○びの10周年記念パーティーは、みんなであそこで
やろうね。


私という人間は、、、いつだってどこだって、
古いものが好きですねぇ。。。(自分で言うなって?)

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
古い物こそ (Q谷)
2008-07-18 01:12:42
鶴田浩二が亡くなって(亡くなった??)から日本「ニッポン」の「にほん」たるココロが失われておる次第でごじゃりまする。失われた時をもとめて‥‥なんのこっちゃパンナコッタ(古すぎピノ(さらに解りにくい))こんなのはコメントに書かずにメールしろヨ!と、叱られそうです。
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昭和臭 (humo.)
2008-07-18 12:36:16
いやー。。。最近つくづく思うんです。
自分昭和すぎやしないかと。たぶん、鶴田浩二だろうが笠智衆だろうが小津安二郎だろうが、まけません。。ちょっとでもバブル時代の女や平成の女のつめの垢をせんじて飲めれば、開き直って仕事もできるのかもしれませぬ。あー、中途半端に古風。。。
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