
大人を対象とした教室での授業は生徒(高校生まで)に対するものとは、また違います。
教室の中は「ピアプレッシャー」がピリリときいた空間です。
あの人はどんな意見を言うか、
え、そうなんだ、自分とは違うけれど、あの人、声が大きいから静かにしていよう、
ふーん、自分とは違うけれど、ね。意見は言わないでおこう、っと。
私は自分の意見は
「こうだから、こうです!」と言い切り型で述べることがよくあります。
それに対しては、表立った賛成もあり、反発も批判もありです。
その方が面白いし、場が盛り上がります。
前回、あるクラスで
受講者が
「先生の言っている意見、そういう場合もあるかもしれないけれど、そうじゃないこともあるんじゃないですか」
「人それぞれ違うと思います」
と言いました。
「あ、もちろんそうなんですけれど、、、
じゃ、この課題に対してあなたの意見はどのようなものですか」と返すと
「だから、一概に先生の意見が正しいというわけではないと思います」
と、若干ムッとした答えが返ってきました。
これがその人の意見だったんですね〜。
「これもいいけど、あれもいい」
「そうも言えるけれど、例外もある」
「再就職するなら、大企業もいいけれど、中小企業もいい」
「成績はAがいいけれど、Bでも大丈夫」
「犯人はAかもしれないけれど、Bかもしれない」
「それだけじゃなくて、いろいろあるんですよ」


じゃあ、一体どういう意見をあなたは主張したいの、、、ということになります。
主張がないんですよね〜。
自分で考えて自分の信じる意見を言う、ってとても大切なことだと思います。
それが間違っていたっていいじゃないですか。
間違ったことのない人なんていないんですから、、、。
そう言う考え方もありますよね、と受容的であることは大切ですが、
その後に、一言、(少々言い方に気をつけながら)自分自身の選んだ意見を言いたいものです。
(年配の方、偉い人のいる場では、私も受容的になっていること、よくありです。
今回のブログは自分への自戒も込めて)