瀝瀝(れきれき)散歩道

瀝瀝というのは「水が音をたてる様子/風が音をたてて吹く様子」つまり、「ありのままの風景」ということでしょうか。

パソコンが苦手だと就職に影響するか〜情報収集能力を向上させる

2017-04-23 18:14:15 | 日記



みなさん、こんにちは。
4月の業務管理教育が終わろうとしています。
今回もとっても楽しい学生さんたちが多く、色々な体験談を伺い、仕事をしていく上での勉強になりました。

4月の教育からパソコンの授業数がちょっとだけ減ったようです。
そこで、今日は「パソコンが苦手だと就職に影響するか」ということについて
私の意見を書いてみたいと思います。

結論から言うと、職種によりパソコン技術をそれほど必要としていない仕事がある、ということです。
例えば運転の仕事に就くとしたら、簡単な文章作成の技術などがあれば、問題があまりないと思います。
運転は運転の技術が秀でていることが最も大切です。
バスの運転手さんだったら、さらにホスピタリティーやコミュニケーション能力も重要です。
ただ、運行や会計に関わるとすれば、それに関わるパソコンの技術が必要となってくるでしょう。

しかし、私たちが再就職を目指すには「最低限の情報収集能力」が必須です。
私たちは自分に必要な情報を積極的に集めていかなくてはなりません。

例えば、
自衛隊援護協会のホームページを見る
http://www.engokyokai.jp

ハローワークインターネットサービスから自分が志望する職種は民間ではどれくらいの条件が提示されているのか、知る
https://www.hellowork.go.jp/index.html

Indeed (世界最大の仕事検索サイト)で、キーワードと就職を希望する場所で仕事を検索する
https://jp.indeed.com

自治体の無料仕事紹介所の仕事を見てみる
http://www.m-shigoto.jp
http://www.nerima-carenet.jp/work/

JAICAの仕事を検索する
https://www.jica.go.jp/volunteer/application/senior/

女性のプロフェッショナル人材募集
https://waris.jp/cms/archives/special/7769.html

履歴書・職務経歴書の書き方を調べる
志望する会社のホームページを見る

社会の動きを様々なサイトから総合的に知る(一つだけに限ってはダメですよ〜)
http://www.msn.com/ja-jp
http://toyokeizai.net

インターネットを使った無料の教育を検索する(e-learning)
http://gacco.co.jp

などなど新聞や雑誌では知ることのできない情報を集めていくことが必須です。





上の図はギャズム(溝)理論というものですが、、、 ギャズム=深い溝、亀裂、割れ目と訳すようです。
私たちのリテラシー(自分に必要な情報を収集する能力)は下記のように分類され、幾つかのグループの間には
深い溝(ギャズム)があります。その溝を乗り越えて、次の段階に行くにはそれなりの努力がいるようです。
キャズム理論を考えたエベレット・M・ロジャーズ(Everett M. Rogers)はリテラシーの下記のように分類しました。

イノベーター(インフルエンサー)
情報をコントロールすることまででき、人々に影響を与える人たち

アーリーアダプター
積極的にネットで情報を収集する ソーシャルを非常に積極的に運用する人たち

この次の層は上記のイノベーター、アーリーアダプターとは相当なリテラシー(自分に必要な情報を収集する能力)の差があり、
間にはキャズムと呼ばれる深い溝があります。

アーリーマジョリティ
ネットで買い物したり、わからないことを調べたりはするが、情報収集は積極的とは言えない人たち
ソーシャルは比較的好きで、Yahoo! MSNぐらいは見る人

さらに深いキャズム 

レイトマジョリティ
ネットで買い物を時々する、必要なときのみアクセスする
LINEなど小さなグループ、身内のみでやっている人たち
テレビはよく見るが、年齢が高い層は新聞も読む
芸能人のブログ、芸能情報は見る。モバイルゲームはする
マイルドヤンキー、主婦、若い女性に多い(?)

ラガード
ガラケーで一応天気予報などは見ている
ほぼテレビのみの生活

さて、私たちはどのあたりに入っているでしょうか?
せめて就職のためにアーリーアダプターとアーリーマジョリティーの間にある深い溝には
ちょっと足を突っ込んでいたいものですね。

情報弱者と言われない程度に、自分にあった再就職の情報を集めていきましょう。












お辞儀の角度

2017-04-17 19:13:37 | 日記




皆さん、こんにちは。
桜が一気に咲いて、散っていきましたね。
業務管理教育センター前の桜もきれいでしたが、学生さんたちの毎朝のお掃除が大変そうでした。

さて、4月の業務管理教育が始まりました。
今期は各クラスとも学生さんが多く、後ろの席まで人がいっぱいです。
今年1年、私は毎期、2クラスを担当することになりました。

いつも授業の一番最初は「例の民間のお辞儀」の練習です。
皆さんは、あのお辞儀、まだおぼえていますか?

つい先ごろ、ある卒業生の方からメールをいただきました。

>>業務管理教育が終わって、仕事に復帰しました。つい先日、民間企業の方に会う機会があり
民間のお辞儀をしてみました。すると、企業の方から
「さすが、自衛隊の方ですね。素晴らしいお辞儀です」とお褒めの言葉を頂戴しました。

このメールを受け取って本当に嬉しかったです。
深々とさげる例のお辞儀を実践してくださっている方がいらっしゃるのだなあ〜、と感激でした。

山崎豊子という作家をご存知でしょうか?
「華麗なる一族」や「沈まぬ太陽」を書いた有名な作家です。

私が読んだ山崎豊子さんの初めての小説は「大地の子」でした。
中国残留孤児のお話です。
山崎豊子さんは1984年の中国の総書記胡耀邦に特別に許可を得て
中国東北の残留孤児300人にインタビュー。その記録を小説にしたものです。

さて
山崎豊子さんの一言に下記のような名言があります。

「人によってお辞儀の角度を変えてはいけない」

山崎さんの言葉の意味の深さってよ〜くわかりますよね。
だから自分は誰にでも深く深くお辞儀をしようと思っています。






*最初の写真は東京の女子大の桜です。













宇宙の端っこには何があるか〜アインシュタインのお話

2017-04-02 16:17:01 | 日記

みなさん、こんにちは。
温かくなってきましたね。
春はなんとなくワクワクしてしまいます。



そういえば、昔、NHKの語学講座、中国語の教科書をこの季節、よく買いました。
語学講座のテキストは4月号は大増刷されるそうです。
しかし、4月の学習は中国語の発音ばかりで、初心者にはハードルが高く、すぐに挫折です!
そして驚くことに5月号になると、文法が急に難しくなるのです。
もちろんそこで完全に打ちのめされます。
だから6月号を買った記憶がほとんどありません、、、、
とほほ、、ですね。

ところで話は変わりますが、最近、学生と「宇宙の端には何があるのか」という話をしました。
その時アインシュタインの相対性理論をごく簡単に簡単に説明してもらいました。
あまりよくはわからなかったのですが、アインシュタインその人にはとても興味を持ちました。
アインシュタインはとても個性的な人だったようです。

「誰かのために生きてこそ、人生には価値がある」

アインシュタインの言葉です。当たり前のようでも魅力的な響きのある言葉です。

誰かのために生きる、

我が家でも二人の子ども、しゃんしゃんブラザース(長男はマジシャン、次男はミュージシャン)のために
ずいぶん頑張ってきました。親のただ一つの願いは、子どもが自立することですが、、、

本人たちは自分の専門では年収40万円以下で、どうにかアルバイトをして生活をしています。
夢を追っているのですね。
息子たちの生き方を親として受容するまで、かなりの時間を要しましたが、反対しても前に進むなら仕方ありません。
方向転換して、応援していくことにしました、、、

確かにマジシャンもミュージシャンも人に笑顔や励ましを与えるのかもしれません。
人のために生きている、と拡大解釈できるのでしょうか、、、。


そうそう、相対性理論のアインシュタインはこうも言っています。
「科学はすばらしいものだ。もし生活の糧をそこから得る必要がないのなら」

深いですね。
素晴らしくて、大好きで、楽しくてしょうがいない仕事、、、
そんな仕事につくのは3億円の宝くじに当たるのぐらい難しそうです。

理想の仕事を得たからといって、そこから満足できる収入を得ていくのは、アインシュタインでも難しかったのですね。

好きなこと、できること、しなければいけないこと、
私たちは、自分自身をしっかりと理解し、分析して新しい仕事を探していきましょう。
それはご自身の周りの人を守り、自分自身が生き生きと生きていくために必要な準備ですから。



不苦労(フクロウ)








道程

2017-04-02 00:58:46 | 日記



道程


どこかに通じている大道を僕は歩いているのじゃない

僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
道は僕のふみしだいて来た足あとだ
だから
道の最端にいつでも僕は立っている



高村光太郎の「道程」の最初の一節です。


実は「道程」は全文を読むと、大変長い「詩」です。
全てを読んでわかるのが
いくつもの選択肢から、この道を選んだというのではなく
「この道を選ばざるをえない」という、選択権のない状況下で
腹をくくった、そんなふうに思えます。

再就職を探している時、どこかで決断を迫られることがあるかもしれません。
そんな時は、これまでのご自身の生き方を振り返ってみてください。

(これは業務管理教育で勉強した自己分析ですね)

必ず、みなさんの背中を押してくれる「強み」が見つかるはずです。